虚無化の攻撃をモロに受ける桜に向かって走る零。
いちかばちかと、
虹色の爆炎地獄(アスモデウス)で地面を爆発させて桜の足場を崩し、
桜をフッ飛ばしました。かなりの強行手段ですが、桜の手からは「箱」が離れました。
すぐに零が駆け寄って桜を抱き起こし呼びかけますが、まだ彼女は正気を取り戻してはいません。
零くん、そこは「桜小路」じゃなくて「桜」って呼びなさいよ^^;
そんな、絶望の果てまで落ちてしまった桜に、零は悪い笑み。
「あんたがそこまでして望むなら、人間もこの世界も消えて無くなるのもいいかもしれない」
ここから少し精神世界の会話。
零の言葉に反応してか、桜の心を奪っているチビ桜が姿を見せ、悪は減らず、罪の有る人も無い人も関係無くどんどん死ぬ、だから
人間もこの世界ももういらないのだと言います。
零君の言うことが正しかった、と。
けれど抑揚の無い表情で淡々と語るチビ桜の顔を零は指でむにっと掴み、彼女の目尻を下げ、口角を上げ、笑っている顔を作ります。大人になった桜はこうしてよく笑うようになった、と。
「たとえ人や世界がどんなにクソでも、オレは命を護り、人間を愛するあんたがいい・・・・」
ついに来ました、
零の告白ターン!!
「何気ない挨拶とささやかな日常、喜びも悲しみも共に感じ合えることの尊さを、あんたが教えてくれたんだろ? 人間が心底嫌いなオレをバカみたいに救おうとするあんたがいい・・・・そういうあんたがオレはいいんですよ・・・・!!」
そう言ってチビ桜を抱き締める零。
けれど桜は零が家族にはなれいないと言っていたことを思い出し、拒絶したじゃないと言い返します。
それに対し、零は――
「・・・・あんたを受け入れてしまったら、この・・・・気持ちを認めてしまったら、オレは自分が存在しない者であること・・・・悪であることを死ぬほど悔いるでしょう。自分の犯した罪の重さに、今とは比べものにならないほど苦しみ続ける・・・・それが・・・・怖かったんです」
そう告白する零の手は震えています。やっぱりもうとっくに自覚はしていたんですね。当然ですね。自覚してなかったら「家族にはなれない」と言った時にあんなに苦しそうな顔をするはずがないですもんね。
「でも・・・・もう逃げません。この苦しみこそがオレとあんたの生きてる証なら、喜んで受け入れる」
真っ直ぐに桜を見つめる零の表情には苦しみなんて見受けられません。どこにも迷いは感じられません。
「だから戻って来てください・・・・そしてまた言ってくださいよ。恥ずかし気もなく「愛してるぞ大神」って・・・・」
言いながらチビ桜の額に、耳に、頬に唇を寄せる零。
そしてそれは精神世界のチビ桜から、現実世界の桜へ。
肩口に、首筋に、再び額に、そして――唇に。
ついに
零から桜にキス!!
エロ神さんが無駄にエロい行動していますが(笑)、この一連の流れはすごくキレイです。
桜のモノローグはあえて書きませんので、ぜひご自分でお確かめを。
そして正気を取り戻す桜。
零とキスしていたことに真っ赤になって取り乱す桜に対し、
「ええ、キスしましたよ」とケロリと答える零。
「いいでしょう、どうせあんた、オレのこと好きなんだから」
そう言ってもう一回ちゅーする零。
何この開き直りっぷりwww 『エンペラー』だっているのにwww
恥ずかしさのあまりオーバーヒートして倒れる桜。
あんたには負けましたと零が言うと、桜もへへっと笑います。
しかし虚無化の攻撃を受けたせいで桜の服はボロボロです。なのにブラはまったくの無傷(笑)なので大事な所は見えていませんが、体勢としては零が桜を押し倒しているような状態。
ここで次の零の台詞。今週の中では1番激しいツッコミを入れましたwww
「すぐにでも続きをしたい所ですが」
何言っちゃってんのお前ーーーーー!!!!!wwwww
思わず太字にだってしますよ(笑)
さすが、自分でエロいって言ってただけのことはあるわー(笑)
闘いが終わった後の桜が心配です(笑)
しかし……今までどんだけ我慢してたんでしょうねぇ(ニヤニヤ
「残念ながら、その前にこの世が終わってしまいそうなので」
すっかり良い雰囲気だった零と桜の周囲は虚無化でものすごいことになっています。
桜はいちかばちか
「パンドラの箱」を閉じてみると言って虚無化で消えかかっている箱にダイブ!!
今回はいちかばちかの賭けばっかりですね^^;
そして桜が触れると「箱は」
ただの石になってしまった!?
これでもう輝望が失われてしまったとショックを受ける桜とは逆に、
「やっぱりそこにいやがったか」と『エンペラー』の嬉しそうな声。
すると箱の中から大笑いする声が聞こえてきました。
「「パンドラの箱」ってのはな、ありとあらゆる厄災が飛び出した後、たった一つだけ残るって相場が決まってんだよ。輝望(エルピス)がな」
そして――箱の中から現れたのは、
『エンペラー』の本体!!
虚無化と共に「箱」という名の牢獄に収まる、それが『エンペラー』が自らに科した罰。『エンペラー』は12月32日からずっと「箱」の中にいた――!!
けれど彼は『コード:エンド』が近い。
「最後の輝望(エルピス)はオレではない・・・・お前だ、零」
「・・・・さあ、従えてみろ。最強にして最後の七匹目の悪魔・・・・地獄王ルシファーを」
ついに最後の悪魔が登場!!
つまりルシファーは虚無化をも燃え散らす超強力な炎ってことですか??
次回「青は藍より出でて藍より青し」
今回は良いエロ神…じゃない、良い零桜回でしたvv
予想通りで面白みがない?
そんなことはない。
王道展開最高ー!!