正直、もう出てこないと思ってました。
誰もいなくなった病院に姿を現したのは
リリィ！
味方として？ いえいえ、病院にいた人たちを溶かして天井にぶら下げている本人です。
リリィの能力は“エデン”に捕らわれて終わらせるにはもったいないと、“エデン”に忠誠を誓って
新たな『コード：ブレイカー』・王生シヲン（いくるみしをん）のエンペラー狩りに協力している――。
名前は何だかすごいけど、顔が明らかにザコですねｗ
王生はまだ正式なナンバー持ちではないけれど、処分したＣ：Ｂのナンバーをもらえる。
そして王生は桜の見舞いに来てたらしいユキちゃん（気絶中）を人質に取り、異能者も珍種も動くな、と。
零に攻撃を仕掛けるリリィ。彼女の異能は進化していて、炎が急激に燃焼して爆発するのも、触れたものが酸化し溶解するのも、すべてが猛毒になる
「オゾン」。攻撃に炎を使い、相手の攻撃を防ぐ際には自分の体を使う零にとっては相性の悪い相手です。
ユキちゃんが人質に取られているので周りも手出しができず、零が一方的に押され――たわいない、と王生がユキちゃんに向けていたメスを離した瞬間、リリィが王生へタックル！！
「スキができるこの瞬間をずっと待っていたのさ！！」
蹴飛ばしてですがユキちゃんを桜たちの元へ返してくれました。
そしてリリィは桜たちに目障りだから消えなと、病院の人々も元に戻します。
王生を押さえ込みながら、助けようとする桜に来るなとリリィは言います。
あの時桜に会わずに死んでしまえば良かった。そうしたらこんな面倒に巻き込まれることもなかった。
「こんなに誰かを護りたいなんて・・・・みっともないこと思うこともなかったのに・・・・！！」
そう涙を流したリリィ。
そしておそらく彼女の最大の攻撃だと思われる
「千種毒腐」が王生を直撃――しかし！
王生の異能は
「紙々」。紙を自在に操る能力のようです。体中を紙が覆っていてリリィの攻撃がまったく効いていませんでした。
そしてリリィに向かって降り注ぐ紙の刃の雨
「紙々死刺」。
それを零が庇いました。
「お前みたいな悪にもなりきれねえ奴でも死んだら悲しむ人間がいるんだよ。テメエの罪、生きて償うんだな」
王生にキレた零の炎が燃え上がる――！
次回「魑魅魍魎の棲む場所（ところ）・・！！」
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さて、ここからは番外編です。
時間軸は無視して刻も仲間だった時にお花見に行った話。
え、零は風邪なの？
花粉症じゃないの？（笑）
最初はみんなでわいわい始めた――と思ったら。
木に頭を打ち付けてめっちゃネガティブ（泣き上戸）になる遊騎。
テンション高すぎ（笑い上戸）の泪。
なぜか酔っ払っている！？
けれど泪は酒に強いし、遊騎はそもそも酒を飲んでいない。
どうしたことかと刻を見れば、お隣のおじさんたちに混じってどんちゃん騒ぎ。
寧々音はぐっすり眠っているし、平家先輩はしっかり目を開けティーカップを持ったまま気絶。
その時、会長が思い出した、と。
「異能者は桜の香りで酔っ払っちゃうんだったな」
ある特定の種類の桜にだけ反応するってｗ 零桜好き的にこのネタを使わないわけにはいかないだろー！（ニヤニヤ
ちなみに風邪気味の零はマスクをしているので酔ってないです。ちっ。
そしてそんな皆を後に、少し２人で散策する零と桜。
「寒さに必死に耐えて耐えて耐え続け、それでようやく美しい花を咲かせ、それでもたった一瞬で散ってゆく・・・・それだからこそ桜は美しい。だから、この一瞬を少しでも長く私は見ていたいと思うのだ」
そう語る桜に、零は――
「オレは桜が好きですよ」
思わず真っ赤になる桜ｗ
「全力で咲いて一瞬で散る・・・・まるで人のようでオレは好きですよ、桜の花」
エンペラーに突っ込まれているけど、零、
お前絶対わざとだろｗｗｗ
私も桜が好きだと笑った桜に、あなたが好きなのは桜餅でしょうと返す零。何気に桜の好みを把握しているじゃないか！
