「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。
他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「秋にはじまる」 (ゼロサム10月号)
半月も遅刻ですみません…!!><
半月も遅刻ですみません…!!><
ロズおじさんへの手紙を書いたマシェルの子竜たち。
まだ出してもいないのに返事はいつ来るかなと楽しみにするカータですが、アータがロズおじさんが次の手紙で秋のお祭りがどんなだったか知らせると言っていたからその後じゃないかと言うと残念そうです。
けれどマシェルが、魔人の村は北にあるから秋はコーセルテルよりも短いと思うと言います。
マシェルが昔住んでいた村も、魔人の村ほど北じゃないけど秋は短くて今頃はもう収穫で忙しくしていた気がすると話します。
マシェルが住んでいた村に興味を持った子竜たち。マシェルのことですからナータも興味を持ちます。
するとそれに気づいたサータが、マシェルの故郷に行ってみたいと言いました。
アータには怒られますが、ナータに同意を求めると、行けるなら、と。
珍しく自分の希望を口に出したナータに、マシェルも驚きつつ嬉しそうです。
けれどそれは、以前行った海よりもずっとずっと遠い所。簡単に行ける場所ではありません。
アータとサータは口論しますが、誰かが訪ねて来たのでマシェルは入口へ。
扉を開けるとカシとシイちゃんが。2人は秋の精霊をマシェルの元へ案内して来ました。
マシェルを訪ねて来たのは秋の歌芸団の副団長・アルトキュムラス。
今にも歌って踊り出しそうな派手なお姉さんです。
アルトはいなくなってしまった団長のシーロキュムラスを探して欲しいそうです。
あこがれの旅の月に会えなかったことで落ち込み、八つ当たりで夏の精霊にケンカを売り、住人に迷惑をかけたことで秋の王にしかられ、しょげて雲隠れしてしまった、と。
それでも団長がいなければ歌芸団の歌も踊りも始められない。
秋の精霊の歌と踊りは豊穣の恵みをもたらす。けれど団長がしょぼくれていては実りに悪影響
が出かねない。
そんなことになったらコーセルテルも困るので、マシェルはすぐにナータとカータの力を借りて捜そうとしますが、そこにサータが待ったをかけます。
前にカシを探した時みたいに、みんなで同調術をやってみたい、と。
そして捜し出せたら、術が上達してると証明できる、と。
みんなが――特にナータがやる気になっているので、マシェルは満面の笑みでみんなに任せました。
子竜たちはシーロの気配を追ってコーセルテル中を捜します。
そして、なぜか1人の女性に辿り着きます。
混乱する子竜たちに、アルトが歌芸団は女性精霊ばかりの一団だと言いました。
そして油断して化粧もせず衣装も着けてないのねとシーロに対して小言を垂れます。
つまり、以前姿を見せた時は完璧に男装していたということですね。
しかし知らないはずの素顔の団長を捜しあてるなんてすばらしいと、アルトは子竜たちを褒め、みんなはとても嬉しそうです。
そしてお礼を言って行こうとするアルトにマシェルは、まだ秋の舞台を見たことがないから、とてもとても楽しみにしていると団長さんに伝えてください、と。
アルトも最高の宴にしてみせますと、笑顔で去って行きました。
他の子竜たちは楽し気にアルトの見送りをする中、傍らに立つナータにマシェルは話します。
コーセルテルの中だけでもまだまだ知らないことも見たことない場所もいっぱいあるし、ここにいるだけで十分幸せで楽しく暮らせているけど、実は外の世界で行けるなら行ってみたい場所がある。
「僕の故郷もそのひとつ。きっと大変だろうけど、がんばってみようか。みんなで」
そう言って微笑んだマシェルに、ナータも思わず笑みが零れます。
一件落着したところで、ロズおじさんへの手紙を預かりに来たティーマがやって来ます。
けれど子竜たちもマシェルも、書きたいことが増えてしまったのでちょっと待ってて、と。
また色々と課題が出てきそうですが、みんなで行けるといいですね♪
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