「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。
他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「竜の都の竜術士②」 (ゼロサム12月号)
今月はセンターカラーです。
本編はシリアスな展開ですが、せめて扉だけでも明るく!
今月はセンターカラーです。
本編はシリアスな展開ですが、せめて扉だけでも明るく!
幽霊は消えましたが、ナータが怪我をして泥だらけの姿であることに気づいたマシェルは、今の奴に何かされたのかと焦ります。武術訓練の後だということを失念しているんでしょうね。ナータがいつもよりひどい状態なのは確かでしょうが。
翌朝、地竜家。
ナータとサータがカシに特別訓練をつけてもらったことに対抗し、ロービィはランバルスさんに剣を教えてもらおうと張り切っていますが、ランバルスさんは勘で動いているから人に教えるのは向いていないとあまりやる気がない様子。
そこへサータとアータがやって来ました。
サータはアータを置いてすぐに暗竜家に向かってしまいましたが、アータはランバルスさんに簡潔に昨日の出来事を伝えます。
マシェルはすっかり気が動転してしまって、昨晩はみんなで一緒に寝て、でもマシェルはみんなを守るために一晩中起きて気を張っていた。
明け方のうとうとしているうちにサータとアータが、初めにあの遺跡の幽霊に襲われたプレアに用心するように言うのと、なぜあの幽霊が出て来たのか確かめるために抜け出して来た。
そしてアータが書庫の精霊が退治してほしがってたのは虫じゃなくて、あの遺跡の幽霊だったんじゃないかと言うと、ランバルスさんは書庫の精霊に聞いてくるとすぐに行ってくれました。
一方、サータとアータが黙って行ってしまったため、マシェルは心配して2人を追おうとします。ハータとカータが大丈夫だよと言っても聞きません。半べそをかいて冷静さを失っているマシェルに、ナータが少し強い調子で名前を呼びます。どっちが保護者かわかりません(苦笑)
地竜術士に事の次第を話してあの幽霊について調べてもらうにはアータが行くのが一番いい、プレアにも知らせるべきだけど朝の弱い暗竜家にちゃんと伝えるならサータが行くのが一番早い、と。
「落ち着いて。いつものマシェルならすぐにこう――思ったはず…」
さすがナータ、マシェルの考えることもよく分かってますね。
ナータに言われて少し落ち着いたマシェルですが、また幽霊が現れた――!
地下書庫に向かったランバルスさん。
新しい本がないので、ランプを灯して行くと、書庫では火気厳禁と言って書庫の精霊が出てきました。
書庫の精霊は昨日、暗竜の術士を呼んだ。つまりあの幽霊が何者なのか知っているということ。
ランバルスさんはランプを突き出し、少し脅すように書庫の精霊に問います。
書庫の精霊は答えます。
あれは、私に近く、遠いもの。竜の都の竜術士、その、深く重い、心残り。
マシェルたちの前に現れた幽霊は、フェルリ、ラシェ、と呟きます。
父も母も故郷も暗竜に奪われたと言い、滅べと叫んで剣に手を掛けようとしますが、そこへサータを連れたミリュウさんとカディオさんがやって来て、幽霊に突風を浴びせます。
すると幽霊は大人から子供の姿に代わり、大声で泣きながら去って行きました。
そしてカディオさんが言います。
「あれは…黒精霊だ」
書庫の精霊が説明します。
アレは竜の都にいて、いつも悲しかった。その身がなくなり魂も消え去っているが、悲しみだけがいまだ残りさまよっている。人間の心や想いから生まれるものでも、アレはいけない。そうでないものも近づけば引かれ、同じものになりかねない。
「私は…火もこわいが、アレはもっと――…こわい」
いつもそんなに表情の変わらない書庫の精霊ですが、それでも表情が曇っているのが見て取れます。
ランバルスさんはランプの火を消し、怖い顔をやめて暗竜の術士とどういう関係があるのか訊ねます。
書庫の精霊はやすらぎと答えました。
「アレの元たる竜術士の、やすらぎとなった2人の竜術士が、どちらも暗竜の竜術士だったから」
場所は変わって、リンテの家。
異変に気づいたコーナは、リンテに今日は絶対に外へ出てはダメと言い、自分はマシェルの所へ行かなければ、と。
コーナはある意味最強(最恐)の精霊なわけですけど、一体どうするのでしょうか…?
そしてあの遺跡の幽霊ですが、フェルリさんとラシェに関係があるって、まさかダグさんなのでしょうか?
本編では名前すら出てきていない、フェルリさんの旦那さんで、ラシェのお父さんの。
これまで深くは触れられていない、竜都が滅びた話にも繋がるのでしょうか…?
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