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「悪のエルピス⑨～得たもの・失ったもの」　（マガジン３１号）

……は！？

え！？　えええ！？　
ちょっ……待っ……！！

えええええ～～～～～～～～～～！？

び、びっくりした…。
何の前触れも無くもう最終回かと思った…。はー、心臓に悪い…。

対価とした零の一番大切なモノに大喜びする七魔たち。一体何をくれちゃったんですか－－；
そして七魔すべてが協力し合った炎を纏う零は真っ白に。まるで「捜シ者」のようですね。
しかし強大な力は虚無化の恰好の餌食のようで、襲い掛かってくる虚無化の量（？）が突然増えました。
そしてあわや虚無化に飲まれる――という所で、遊騎と泪が零を護ります。
さらに瀕死状態の弁当とロストした寧々音を桜の元へ預け、刻と平家先輩も参戦。
そんな皆に対し、「やめるなら今だぞ。そんなボロボロで今にもロストしそうな状況じゃあ、オレが虚無化をすべて燃え散らす前に全員死んじまうぜ？」と生意気な口をきく零。なんか『エンペラー』の口調が移ってないですかｗ
でも皆、悪態に悪態を返す余裕はまだあるようです。
零との、皆との思い出をそれぞれ振り返りながら、皆は虚無化から零を護り、零は虚無化を燃え散らす――！！
その最中に『エンペラー』は「コード：エンド」を迎えて消えてしまったようですが。

そして世界を侵食していた虚無化は消え、さらに桜の力で虚無化で消されたものがすべて元通りに。
その虚無化かあったことさえ人々の記憶からは消えてしまったようです。
桜自身は自分がやったという自覚がないようですが、無事に戻った神田先生とみしるの推測によれば、１２月３２日に桜が虚無化を封じることを願って「パンドラの箱」を創り出したように今度は世界を元に戻すことを願ったためにその通りになった。そしておそらくそれはただの珍種ではなく、異能者（桜子）と珍種（渋谷）の間に生まれたハイブリッドの珍種である桜だけの力。
けれど虚無化ではなく異能で死んだ藤原総理は戻らず、小型飛行機が墜落して死亡したことになっています。「コード：エンド」の『エンペラー』も戻りません。

しかし平和を取り戻した世界の中、桜の隣に零の姿はありません。
七魔との契約で一番大切なモノを失った零。
彼は一人、病院のベッドの上。
そして左手にしていた手袋と、桜にもらったお揃いのキーホルダーはゴミ箱の中。
一体彼の身に何が起きた――！？

次回「故きを温ね新しきを知る」
光加減が微妙でよくは分からないのですが、もしかして零、髪が白いまま…？
思い出の品が捨てられていたということは、記憶が無くなってしまったのでしょうか。
やはり心が失われたのでしょうか。
それとも命＝寿命…？

もう来週が最終回でも全然おかしくないくらいですが、何も書かれてないから、零が元に戻るまでまだもう少し引っ張るってことですか…？

しかし総理も虚無化もここまでの道のりが長かったわりにはあっさりと決着がついてしまって拍子抜けですね；
代わりに零と桜のことをじっくり描いてくれる…のかな？