零たちに会長から連絡が入り、もしも桜が記憶を取り戻しても、
自分に特別な力があると自覚させてはいけない、と。もし自覚してしまったら桜は「桜小路桜」としては生きていけない。会長のように
正体を隠し自由のない「存在しない者」になってしまう――。
…会長の場合は存在感ありまくりだと思いますが^^;
「捜シ者」に母親が桜のせいで死んだと、全部君のせいだと言われ、桜は記憶の断片を思い出します。
零の母親と思われる人物が桜を庇い、何者かに殺された。
そしてその場にはほとんど壊れた「ゐの壱」と人見、そしてまだ幼い零がいた――。
やっぱり桜と零は昔に出会っていたんですね。どちらも覚えてはいないようですが。
そして混乱する桜に「捜シ者」は珍種の能力を自覚させるような言葉をかけますが、それを零が
「合気道ですよ」とウソ満面の笑みで遮りました。
合気道とはすべての攻撃を受け流し、無効化する武道。まさに桜のはソレだとちょっと苦しい言い訳。しかし
「まさに無我の境地!!」と納得する桜(苦笑)
続けて零は桜の過去や正体なんてどうでもいい、と。
「そもそもコトの善悪を超越し、理屈抜きで命が大事なんて夢物語オレは信じない。一生あんたと相容れることはないだろうし」
そんなこと言いつつ、最近は大分桜に流されてると思いますけど!
「・・・・だが、あんたは命を懸けて貫いてきた。止めても止めても懲りずに何度も。その夢物語を叶えるために。そういうあんたをオレは信じる」
零の口から信じるなんて言葉が出るとは…やっぱり桜の影響受けまくりですよね!!
「捜シ者」は過去に縛られないのはいいねといい、しかし未来は「パンドラの箱」を持つ自分のもので、必要なものは手に入ったからもう全員いらないと
「流星霜」で敵味方関係なく全方位攻撃。
零が桜を庇い、遊騎が時雨を、時雨が日和を庇いますが桜以外は負傷。
特に日和が重症で、時雨が必死に声を掛けますが、「捜シ者」は
「私の「捜シ者」は強い異能者だ。この程度で死ぬような弱い異能者はもう必要ない」と
時雨の背中に刀を突き立てた――!
さすがの桜も止める間なかったです…えげつない……;;
そしてそんな「捜シ者」に、零がキレた――!
「あんたはいつもそうだ。人をモノとしか思わない。たとえそれが自分の母親であっても」
零の言葉に、桜は零たちの母親を殺した人物が「捜シ者」であったことに気づきます。
って、母親が死んだのは桜のせいって言ってたけど、思いっきりあんたのせいじゃないかー!
そして「捜シ者」を見つめる零の目は、
冷たく激しい“悪”の瞳に。
そんな零を見て「捜シ者」は
「お前は本当に私の若い頃に良く似ている」って…若い頃…? 今の姿でじゅうぶん若すぎると思うんですが??
と思ったら、何と
「捜シ者」は現在ロスト中!!
刻と同じパターンってこと…? それじゃあ実際は何歳なんですか!!
そしてロスト中でこの強さって……;
互いに居あい抜きと思われる勝負をした零と「捜シ者」ですが、決まったのは零の攻撃のはずなのに、「捜シ者」にはまったく効いてる気配がありません…!
しかも
「このロスト姿にももう飽きた」って、まさか自分でロストを調節できるのか!? それは珍種の特権じゃなかったのか!?
「捜シ者」の真の姿が見られるかもしれない次号に続く!