「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。
他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「精霊たちと子竜たち③」 (ゼロサム2月号)
暗竜家ではラルカがプレアに、力が安定していないからまずは向いている人化術を習得した方がいいと言いますが、プレアは空向こうへ行くのに役に立たないからそんな術はいらないと完全否定です。
ラルカに対して生意気な口をきくプレアをテイムさんが止め、その様子を見てメリアさんがくすっと微笑む。そんな穏やかな日常の最中、大地が大きく揺れた――!!
火竜家では揺れに驚いて泣くヤチをアグリナが宥めます。また暗竜の誰かが暴走しただけだろうと余裕のアグリナですが(そうだったとしても暢気にしてる場合じゃない;)、ふと空を見上げるとそこには大きな月が。あるはずのないものを目にし、アグリナも蒼白の表情に。
光竜家ではモーリンさんは冷静ですが、ラスエルさんが大慌てでわたわたしています。何かあったなら誰かから連絡が来るはずだからと、モーリンさんはラスエルさんには子供たちを連れて家の中にいるよう頼みます。小さな子は月の影響を受けやすい。余計な力は持たない方がいい。
そうですね、月の力は色々できるけど、そのお陰でマシェルたちは大変になっているわけですし。
けれどラスエルさんたちが家に入る前に、ジェンからの声が届きました。竜術士は火竜家へ集合、イルベックの精霊術士がうっかり来ちゃった、と。
その知らせを聞き、リリックを置いてさっさと行こうとするエレさんに、連れて行かないのはカディオさんに会いに行くからなのかと訊ねるリリック。その言葉にコケて、なんでそうなるのよと怒鳴りつつエレさんは赤くなっています。
リリックは今の状況が前にカディオさんが連れて行かれそうになった時と似ているから心配になったんじゃないのかと言いますが、エレさんは違う、と。カディオさんだってそう何度も同じ失敗はしないだろう、今心配なのはミリュウさん。精霊術士がうっかり来たなんてことがあるはずがない、ミリュウさんを騙すか脅すかして連れて来させたのかもしれない。精霊術士に良い思い出のないエレさんは感情的になり、焦っています。そんなエレさんの手を、珍しくリリックが強く握って止め――「大丈夫だよ。泣かないで、エレ」とにっこりと笑いました。エレさんは自分の国のことを思い出して思わず涙が溢れてしまったんですね。。。
そんな彼女の手をリリックが今度は両手でぎゅっと包むように握り、「もし本当に悪い奴が来たら、僕がエレと一緒にやっつける! 僕は水竜術士エレの補佐竜だからね」と、ものすごく頼もしいです。リリックがカッコいいなんて珍しい!!(笑)
そしてその言葉にエレさんも穏やかに微笑み、リリックの手を握り返してありがとうと言いました。その一瞬前に昔の想い人のことを思い出していますが、似たような台詞を言われたのでしょうかね? でもリリックにその人の姿を重ねるって、ここに来てまさかリリエレの可能性が浮上ですか…!? ヒロイン(のはず)のアグリナを差し置いて、エレさんの周囲ばかり複雑になりますね…。
マシェルと子竜たちは1番に火竜家に到着。
でもカシがさっき来て、ジェンが光竜家、カシとアクタエオンが暗竜家へ迎えに行ったそうです。さらにアグリナがシイちゃんから伝言を預かっていて、「暗竜の力は月の力と似ているから、今はあまり使うと刺激しちゃうから気をつけてね」とのことで、暗竜の里に迷い込んでしまったカディオさんたちを探そうと思っていたマシェルは危ないところでした。出てくるのはクランガ山の遺跡のどこかからだろうけどと言われ、家のどこかに出てくるかもしれないと焦るアグリナ。
するとそこでマシェルがイルベックの呼び声を聞きます。けれどそれは眠る月を呼ぶ声でも、マシェルを呼ぶ声でもない。あっちに呼ばれている人がいると、その方向へ向かうと、1人の少女の姿が。しかし、その少女は眠る月の光に囲まれ、マシェルが逃げてと叫ぶも、光に取り込まれてしまいました。みんながどうしようと焦る中、ナータが「自分たちは…できる。竜術士(マシェル)も一緒だ。――だから、できる」と冷静に判断。マシェルも頷きます。
「行こう!! イルベックの精霊術士を助けに!!」
そしてみんなはクレリアの元に――!!
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