「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。
他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「精霊たちと子竜たち④」 (ゼロサム3月号)
暗竜家からメリアさんとラルカとテイムさんとプレアを、カシとアクタエオンが火竜家まで連れて来ました。アクタエオンはマータがいると思ったから協力したのに、そこにいたのはエレさんとリリックとモーリンさんとマリエルとジェンで、カシをうそつき呼ばわりです。カシは竜術士と子竜って言っただけで、マシェルとその子竜とは言ってない(笑)
っていうかアクタエオン、そんなにマータのこと好きだったのか(笑) 見た目だけだと完全に犯罪ですけど(苦笑)、精霊は眠ると若返るから、実年齢=外見年齢にはならないので、人間の概念は通用しないのでしょうね。
火竜家に集合のはずなのに、肝心のマシェルたちと家主のアグリナは不在。
まさかまた面倒ごとを起こしていないよなと、カシが苛立ちつつも心配していると、アグリナが家とは反対の方から走って来ました。
向こうで迷い込んだ精霊術士の女の子を見つけたけど、その子が眠る月の光に襲われて取り込まれちゃったから、マシェルと子竜たちが助けようと月の光に向かって行ってしまった――!
マシェルも取り込まれる危険があるのに、とエレさんもアグリナも心配しますが、シイちゃんが子竜たちは眠る月に対抗できるから大丈夫と言います。
けれどカシにしがみついたシイちゃんはものすごく震えています。眠る月が旅の月の術士を取ろうとしているのなら、旅の月が怒って飛んで来て、大昔にあったように、大地も大気も吹き飛ばす大ゲンカになるんじゃないかな――と。
昔は2人がよくケンカして、地は裂け、山は火を噴き、大気は荒れ――とても恐いと話すシイちゃん。するとメリアさんが、旅の月は風のように飛んで来るのかと聞きました。シイちゃんが空間を歪ませて飛び越えて来ると答えると、メリアさんはそれなら暗竜術でなくても分かると、一人でマシェルたちがいる山の上に向かおうとします。空間を歪ませて飛ぶ術に最も長けているのは魔人族で、メリアさんはその力を預かり操る術をずっと昔から使っていたから、と。
それをテイムさんが、プレアをモーリンさんに預けて追いかけますが、モーリンさんとエレさんとアグリナも顔を見合わせて微笑み合います。放っておくわけないですよね^^
そしてカシは大精霊同士のケンカと聞いてちょっと嬉しそうです。すかさずシイちゃんとアクタエオンが止めます(笑) カシは本当に戦うの好きだなぁ…(苦笑)
一方、地下書庫ではノイが、カディオさんに話があるというクレイベルさんを案内しています。
旅の月の精霊術士が来てしまったのは、ミリュウさんのうっかりとサータが術道具を失くしたという偶然が重なった結果だということが分かり、さらにカディオさんにとってクレリアは妹弟子に当たるという個人的事情から信用しても大丈夫だと言うと、クレイベルさんもわりとあっさり納得してくれました。毎日ハータとカータが説得に行った効果もあるのでしょう。
けれど、旅の月とその術士が良い者でも、眠る月が暴走して襲われれば対抗する。最大の力を持つ2人の精霊がぶつかれば、この星はただでは済まない。
そしてクレイベルさんは月のケンカを止める方法をいくつも考えたけれど、今の自分では弾き飛ばされて終わり。でもひとつだけ、長く眠りすぎたせいで失った記憶や力を無理にでも引き出せる方法を思いついた。だからカディオさんに会いに来た。元精霊術士であるカディオさんに。
「いざとなればこの大地の精霊の力をすべて使ってでも、月の精霊を止めてもらいたいのです」
つまりカディオさんに精霊術を使えと!?
でもカディオさん、精霊術を使ったら竜術士としてコーセルテルにいられなくなるんですよね? 確かに星の存亡の危機にそんなことを言ってる余裕はありませんけど……でもクレイベルさんも自らの命と引き換えにしてでも止めたいという強い覚悟ですね。大地の精霊が失われても大地が荒れるんじゃないかとは思いますが;;
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