「消えない罪」 (マガジン44号)
ああ……やっぱり……彼でした……。
零との戦いを終え、みんなに向かって痛いことしてゴメンなと頭を下げる遊騎。
けれど恐がられてしまいます。まぁ当然の反応ですけど…。
「・・・・罪は消えへんもんな」と悲しそうに微笑む遊騎に「なら遊騎、お前の罪、オレが裁こう」と零。
『存在しない者(コード:ブレイカー)』を裁く者はいないけれど罪は消えない。決して許されないからこそ、ケジメはつけなくてはならない。
遊騎も零の裁きなら受け入れられると言って、どちらも覚悟を決めますが――零に燃え散らされる前に、マエシュンが遊騎を殴りました。
「お前が大神や桜小路さん、みんなにしたことオレは絶対許さねえ!! ・・・・でも、お前の命を奪う権利なんて誰にもねえだろ!?」
その言葉に、みんなも許せるかどうかは別として、けれど遊騎の死を望んでいるわけではないというニュアンスの発言に、遊騎の目には全員がにゃんまるに変換されました(笑)
けれど許されたからといって人を傷つけた両手の罪は消えないと言う遊騎に、零はその手に二度助けられたと言います。
「その罪を背負って生き抜きな、遊騎。他でもない、自分自身のために」
遊騎はどこがかは分からないけれど、零が昔と変わったと感じます。
「・・・・昔から大神、好きやけど、今の大神の方がメッチャ好きやし」
そして真理の所へ零と桜と一緒に行きたい、と。
2人が顔を見合わせて、断る理由ななんてない――と言いかけたところで、突然、零の左腕からエンペラー(仮の姿)が現れました!
「大いなる力には大いなる覚悟、そして大いなる犠牲が必要だよな? 闇色の辺獄烈火(ベルフェゴール)、その対価を貰いに来たぜ?」
一方その頃、虹次、泪、雪比奈の前に『コード:リベンジャー』が姿を見せた――!!
やはりデカ杉……!
遊騎にやられたはずの怪我も何ともなさそうです。
次回「魑魅魍魎と虚々実々!!」