「竜術士の兄妹 後編」 (ゼロサム12月号)
今月は軽めにまとめたいと思います。
先月ナータが感じていた不安とは、フアナが“外”に飛び出ること、でした。
フアナには他の竜術士たちと違ってコーセルテルの外に帰る場所がある。
だからもしフアナが帰りたいと望めば、ミリュウさんたちはそれを叶えるために尽くすだろうし、そうなればフアナを風竜術士にと望む風竜たちと衝突することになるから、ひどく困ったことになる、だそうです。
ナータって本当に心配性だなぁ…^^;
フアナちゃんもコーセルテルに来たばかりで、明るく振舞っているけれど本当は不安だったり寂しかったりするんじゃないかとマシェルは心配しますが、当のフアナちゃんは別のことを心配してました。
今まで暮らしていた町では風の力を人前で使ってはいけないと言われていたのに、皆の前で風を起こしてしまった――。
皆とは風竜たちのことなんですが、どうやらエカテリーナさん、風竜たちのことをフアナちゃんに話していなかったようで、ミリュウさんも知っているものと思って説明してなかったようです。
彼らは竜で、人間じゃない。だから風竜の力を使ってみせても何の問題もない――。
だからフアナちゃんもコーセルテルでなら自由に空を飛べる。
それでも居着く気になったのか分からんと言ってるナータに、
「楽しいところがお家じゃないか!! コーセルテルが一番のお家に決まってる!!」
「そうだねーっ、コーセルテル全部が竜と竜術士のお家だよねーっ」
「そもそも好きに飛び回れる空に風竜が居着かないわけないよ」
とサータ、マータ、アータ。
とりあえずマシェルが困る事態でないならいいとしようって、どういう結論の出し方だよナータくん(苦笑)
さて、これで次の風竜術士もほぼ確定ですね。
しかし問題は暗竜術士ですよ。
誰かが来ないとあの卵が孵れない…!!