「特別より特別」 (マガジン2・3合併号)
今週は合併号です。
刻は元々強大な「磁力」を持って生まれてきたと語る平家先輩。
あまりに凄まじい力だったために生まれおちただけで病院中の計器をすべて壊したほど。その力は危険とされ、「磁力」の大半を「パンドラの箱」に閉じ込められ、だから刻には異能がなかった。
けれど刻が珍種の血を注げば「パンドラの箱」は開き、刻は本来の力を取り戻せる。
そして寧々音も自らを『コード:ブレイカー』だと…!?
彼女は唯一生き残っている元C:B。抜けた遊騎・泪・零の穴を埋めるには最適だと、総理が復帰させるよう命令した…!! そ、総理ひでぇ…!!
「あなたが「左腕(エンペラー)狩り」をしくじれば、次は寧々音が行くことになります」
刻に向かってそう冷たく言い放った平家先輩。つまり、寧々音を行かせたくないから、何が何でも刻の力を戻そうとしてるってことですか。
そして差し出された「パンドラの箱」に、刻は手を伸ばす――!!
無事にエンペラーが復活した零の元へ1通のメールが。
桜に対して泪から買い物を頼まれたと答えますが、明らかにウソですね。
それは刻からのメール。
壊された渋谷荘――刻が壊した渋谷荘の前で、零と刻が対峙する――!
そして泪が零にメールを出していないことを知った桜たちも渋谷荘へと駆けつけ――そこで見たのは、ボロボロの刻の姿。
刻は「パンドラの箱」を開かなかったようです。
「・・・・オレの今の「磁力」はねーちゃんが、異能を持たないオレに命を削ってくれたもの。どんなに小さかろうと、どんなに弱かろうと・・・・この「磁力」はねーちゃんの命そのもの・・・・!! その重みが・・・・特別が、てめえらにわかるか・・・・!?」
次回「魑魅魍魎に捧げし供物!!」