しろがねの鴉 第１５夜

「悪魔」　（マガジン４１号）

…マジで笑えなくなってきた。
しろがねの掲載が、後ろから２番目…！（滝汗
ヤバイ！　マズイ！　ガンバレ！！（汗）

変幻自在なネズミ小僧の攻撃に、ジャンは受けることしかできません。
ルゥはネズミ小僧の描いた絵を消す消しゴムでもあればいいのに、と思いますが、ケンカしていたことを思い出し、何考えてるんだと自分にツッコミ。
周りをまったく気にしないネズミ小僧の攻撃に、ジャンが「都市ごと壊す気かよ！？　みんなどころかお前も死んじまうぞ！？」と訊くと…。
「・・・・それでもいいのさ。こいつらの「願い」で『魔王石』が生んだボクは「願い」が叶えば消える・・・・そんなのゴメンだ・・・・こんな奴らのためにボクだけ消えるくらいなら――・・全員死んじゃえばいいじゃないか！！」
ネズミ小僧の言い分に、市民たちは勝手な奴だと罵ります。そして、悪魔と言われ、ネズミ小僧は一瞬、悲しそうな表情を――。
拳を繰り出していたジャンは思わずその手を止めます。
その隙にネズミ小僧が攻撃、ジャンは正面から喰らってしまいます。

そんなジャンに、ルゥが頭の上からバケツの水をぶっかけました。
ネズミ小僧は平気で人を騙す悪魔なんだから躊躇うな、と。
しかし、ジャンは「アイツを悪魔なんて呼ぶんじゃねえよ」と。
ジャンは腕のことでいじめられていたことがある。だから。
「・・・・同じなんだ。クロエがいなかったらオレもアイツみてーになってたかもしんねえ・・・・・・。だからオレはアイツの暴走を止めてやりてえんだ。それができんのは、今んトコ“無法（この腕）”を持つオレだけだからな」
そのジャンの言葉に、アガペはいいとこあるじゃないと見直してますが、ルゥはバッカじゃないの！？と説教を始めます。
それにジャンは魔王石を盗って腕を人間の腕に戻すんじゃないのか、と。
力を使えば腕は侵食されるのに、どうして他人を助けようとするのか。カレーのことばっか考えてないで、自分のことも考えろ、と。
うわぁ、ルゥさんてばめちゃくちゃジャンの心配してるんジャン（笑）
でも、ジャンは…。
「・・・・しかたねーよ。それでもオレ、アイツを助けてえって思っちまったから。自分にウソはつけねーし」
そんな彼の言葉に、ルゥは「あきれた・・・・。話になんない！！　ワケわかんない！！　どこまでボケなんだよ！！　ホンット！！　どうしようもない・・・・」と言いながら、ジャンにキスしました。
「そこまで言うならアイツに勝って助けてみなさいよ・・・・・・つき合ってやるから・・・・！！」

そして契約が発動し、ジャンの右腕が魔王の牙に……なってない！？　何だかドロドロとした手になりました。一体何…？
どうなってるのか分からないまま、ネズミ小僧の攻撃再び。
咄嗟にジャンが腕を振るうと、ドロドロがネズミ小僧の武器に当たり、武器が消えました。
「あれは“血”ですわ！！」とアガペ。
魔王の体内を駆け巡り、灼熱のマグマの如く触れるものすべてを滅し尽くす魔王の“血”のムチ。
これなら勝てると意気込むジャン。
ネズミ小僧はジャンがしぶとすぎて面白くなくなってきたから、最高の技でとどめをさしてやる、と。
それに対しジャンは、この最強の消しゴムで全部消してやる、と。
ジャンが消しゴムと言ったけど、ルゥも消しゴムがあればいいと思っていた。
ルゥの手の生法図（ゼロ・マトリクス）を見れば、前のと違う。
つまり、ルゥの念じたことが形になっている…？
そうならば、いちかばちか試してみようと言うルゥ。何か考えがあるようです。

次号「悪夢再び！！」
また掲載が後ろだったら、まさに悪夢再びだよ。