しろがねの鴉 第１６夜

「真実の義賊」　（マガジン４２号）

うわー、マジで悪夢再び…。
また掲載が後ろです…；；
しかも何だ今回の扉絵。読者を集めようとルゥさん体売っちゃってますよ…！（妙は言い方はやめれ。

っていうかネズミ小僧……　ツ　ン　デ　レ　か　！！

無敵のムチを手に、ジャンは一気に優勢かと思いきや、ネズミ小僧が鎖を出して、ジャンは体の自由を奪われてしまいます（ムチとか鎖とか、文字だけ見たら怪しいな・笑）。
とどめだと、ネズミ小僧は槍やら剣やら、無数の武器の塊“鼠走（ねずばしり）”を繰り出し、このままではジャンはやられてしまうと、ルゥがいちかばちかで念じると、ジャンの右手が盾に。
これはこの世に貫けるものはないといわれる魔王のウロコ。
ルゥの家系には“牙”を意味するものや“血”を意味するものなど、秘密に伝えられている無法図（ゼロ・マトリクス）があり、だから“ウロコ”の無法図を刻んでみた。
そして、決して刻んではいけないと言われた無法図も――。
ん？　この刻んではいけない無法図は、単にそういうものもあるって意味？　それとも、今一緒に刻んだってこと？　ちょっと表現が曖昧だ…。
ともかく、これで他にもいろいろな武器が出せる（はず）とルゥは喜びますが、ジャンはだったら“牙”を出してくれと言います。
それでは勝てないんじゃないかとルゥは言いますが、ジャンは「時間を制する者が戦いを制すってな――！！」と、何か考えがある様子。
で、やっぱりジャンはルゥを担いで戦うのね（笑）　２人を繋ぐ鎖があるからあんまり離れられないのは確かだけど、左手が使えなくなるからかなり難しいと思うんだけどな。

ジャンは右手の“牙”を振り回し、自分が回ってネズミ小僧の攻撃を破砕。
そしてしのまま回り続け、防御兼攻撃で、ネズミ小僧に絵を描く暇を与えない――！
ジャンはついにネズミ小僧に一撃を食らわせました。
どれだけたくさんの武器を生み出せても、絵では絶対に描けないものがある。それは――
「時間だよ！！　攻撃の時に絵を描くお前には、どうしても攻撃の合間に時間のロスが生まれる。そのロスを突き、それより早く攻撃すりゃあ、勝負はこっちのもんジャン？」
…ジャンってばそんなこと考えてたのか。ネズミ小僧にも、コイツはただのバカじゃないのかもしれない、と思わせてます。
しかしルゥは目ぇ回してます。まぁ、当然ですね。
少しは考えて行動しろと怒るルゥに、ルゥのお陰で勝てたとジャンは「ありがとなっ！！」とお礼。
そんなジャンの笑顔にルゥはぽっとなるも（って、このジャンの表情、ちと不細工なんですが…；）、「と・・当然でしょ！？　た・・助けられてばっかりなんてイヤだからねっ！！」と、相変わらずツンデレです。

ボロボロになったネズミ小僧。第２市民たちに罵られ、まだあんたらを殺す力くらい残ってると言い返します。
その間に、ジャンが割って入ります。そして、ネズミ小僧に一言。
「イジワルばっか言ってねーで素直に言えよなっ。第２市民（コイツら）のために金貨（コイン）や食いもんなんかを盗ってきてんのはオレだって・・・・！！」
ルゥの証言にもより、ネズミ小僧が本当はちゃんと第２市民のために働いていたことが彼らにも伝わります。
なぜ黙っていたのかと問われ、ネズミ小僧は…
「・・・・義賊なんて幻視（まぼろし）の産物・・・・人から物を盗むってのはあんたらが考える以上に生々しく汚ねえ仕事・・・・あんたらが「願った」ネズミ小僧（ミッキー）はそうじゃない・・・・奴にそんな能力がないからボクが生まれたのさ。その汚ねえ仕事をするために」
つまりネズミ小僧は「願い」の代償などではなく、第２市民のために生まれた存在だった。
感動する第２市民に、ネズミ小僧は照れてます。おいおい、お前までツンデレか！（苦笑）
そしてルゥはネズミ小僧のことを素直じゃないと言ってますが、あなたも似たようなもんでしょうが！（笑）

誤解も解け、一件落着――と思いきや、忍び寄る黒い影。
そして、ネズミ小僧の体に大剣が突き刺さった――！！
これは“梟”の剣！！
不適に笑うのは、やはり――！？

次号「驚愕！！」
最近、この次号予告が合ってないと思うんだ。