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「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。 他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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今日はアイカツの星宮いちごちゃんの誕生日!
だけどまた今年も何も出来ないので、3年前に書いて没にしたまま放置していた直いちをそっと置いておきます。
没にした理由は……もう少し続けようと思ったのに続かなかったから!

あ、直人が運転できるっていう公式設定はないんですけど、私の中ではできることになっています。



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=ピクシブ投稿作品=

▼「七夕の夜に(1年目)」
ま~た時間ギリギリになっちゃいましたけど(汗
風花ちゃんの誕生日!!
……の話ではなく、くくるの誕生日の話でした。ややこしい;;
キャプションにも書きましたけど、これから書く(これから書く!!)櫂くくの前説のつもりだったのに、櫂くんの存在感が皆無です。ごめんね。

本当はきみそめの続きを書きたかったんですけどね。進まない……。

で。

やっぱりある(苦笑)、「七夕の夜に(1年目)」の没版。
こっちはちょっとは櫂くんの名前も出てるんですけど、誕生日の話にしてはちょっと重いなと思ってやっぱりやめました。
めっちゃ中途半端に終わってますけど;



 今日は7月7日、くくるの誕生日だった。
 月美の発案でくくるの部屋でプチ誕生日パーティーが行われ、都合がついた風花と夏凛、それに櫂の5人だけが集まった。
 シェフの月美による料理の他、夏凛は飲み物、櫂はお菓子、風花はスイーツとそれぞれ担当を決めて持ち込み、がまがま水族館の同窓会ともいえる楽しいひと時はあっという間に過ぎ、片付けも終えてみんなを見送った後、
「あ~、楽しかった~!」
 部屋の中へと戻り、くくるは気持ち良さそうに伸びをする。
 最近は企画進行中のコスプレイベントのために残業が多く、くくるは家と会社を往復するだけの毎日だった。
 今日も少し残業はして来たのだが、風花と夏凛に強制連行された。
 明日からも激務ではあるが、そうでもされなければこうして羽を伸ばすことも出来なかったであろうから、2人には感謝するしかない。
「みんなにお祝いしてもらうなんて、小学生の時以来だよ」
 くくるは後ろを振り返った。
 月美たちは帰ったが、部屋が隣の風花だけは一緒に戻って来ていた。
 締まりのない顔で笑うくくるに、良い気分転換になったようだと風花も微笑み返す。
「そうなんだ」
「そうそう! おじいとおばあには毎年お祝いしてもらってたけどさ、誕生日会なんて子供の時にしかしないでしょ?」
「えっ」
「え?」
 くくるの言葉に驚いた風花に、くくるはぱちくりとまばたきをする。
「風花は久しぶりじゃない感じ?」
「アイドルだった時は、メンバーのみんなにお祝いしてもらってたから」
 首を傾げたくくるの問い掛けに、風花は少しだけ眉尻を下げて苦笑した。
 くくるにはアイドルの私生活というものがどんなものか想像もつかないが、それはきっとお決まりのイベントのようなものなのだろうと納得する。
 風花も他のメンバーの誕生日にはお祝いしていたのかと思うと、人数の多いグループだから大変だっただろう。
「ところで」
 それ以上話を掘り下げて欲しくなかったのか、風花が話題を変える。
「もしかして、沖縄には誕生日プレゼントの習慣ってなかったりするの……?」
 やや困惑気味に訊ねて来た風花に、くくるはまたぱちくりとまばたきをする。
「え? 別にそんなことないけど?」
 どうしてそんなことを訊かれるのかと不思議そうなくくるに、風花はますます困惑する。
「だって、誰もくくるにプレゼント、渡さなかったから……」
 風花は言いながら部屋の隅に置いてある自分の荷物へと視線を向けた。
 いつも持ち歩いているバッグの他にくくるへの誕生日プレゼントを持って来ていたのだが、月美も夏凛も櫂も、誰もくくるへのプレゼントを渡す気配がなく、風花も渡すタイミングを掴めずにそのままになってしまったのだ。
 困ったような風花を見つめ、くくるは苦笑いを浮かべた。
「あ~、それね。お互い様ってことで、プレゼント渡さないことにしてたんだ」
「え……」
 今度は風花がぱちくりとまばたきをした。
 くくるはリビングに腰を下ろし、風花を手招きする。
 風花もテーブルを挟んでくくるの正面に腰を下ろした。
「本当にすっごく小っちゃい頃はさ、拾った貝殻で作ったペンダントとか、折り紙で作った花束とか、そういうプレゼントをあげたりもらったりしてたんだけど」
 話し始めたくくるに、風花は耳を傾ける。
「小学校高学年ともなって来ると、さすがにそういうのじゃ子供っぽすぎるでしょ? でもプレゼントを買おうと思ったら、当然、お金がかかる。私はおじいとおばあに負担かけちゃいけないって思ってたし、うどんちゃんもお母さんが1人で頑張ってるの知ってたから、お互いにプレゼント渡すのやめようって決めたんだよね。そうしたら、櫂も夏凛ちゃんも気を遣ってそれにつき合ってくれてさ。だから私たちの間ではプレゼントを渡さないけど、他の人は普通に渡してると思うよ」
「そっか……」
 何でもないことのように笑うくくるに、風花は肩を落とす。
 自分にとっては誕生日の相手にプレゼントを渡すのは当たり前のことだったが、それは誰にとっても当たり前ではなかったと、自分が恵まれている環境で育ったのだと思い知り、返す言葉もなかった。
 風花は自分が持って来たプレゼントをちらりと見やる。
 せっかく用意したのだから渡したいが、くくるにとっては迷惑かもしれない。
 迷惑であるならば、プレゼントを渡す意味がない。
「……もしかして、風花、プレゼント用意してくれてた?」
 風花が自分の荷物の方を見つめていることに気づき、くくるが訊ねた。
 プレゼントを渡さないのはくくるたちの内輪ルールなのだから、今まで別の場所で暮らしていた風花がそれを知らないのは当然だし、むしろ誕生日パーティーに招待されたのにプレゼントを持参しない方が常識からは外れている。
 くくるの問い掛けに、風花は躊躇いながらも小さく頷いた。
「ホントに!? だったら嬉しいな!」
 風花の心配をよそに、くくるは満面の笑みを向ける。
 そんなくくるの笑顔を見てきょとりと瞳を丸くしてから、喜んでくれるならと風花はプレゼントを取りに立った。
「誕生日おめでとう、くくる」
「ありがと~!」
 青いリボンの巻かれたアクアブルーの袋を受け取り、くくるはにっこりと微笑む。
「開けていい?」
「どうぞ」
 プレゼントを渡した際の常套句を言われ、風花は苦笑した。
 包装を開けるくくるの瞳がまるで初めてプレゼントを貰った子供のように輝いているのが見て取れて、風花も嬉しくなって自然と表情が綻ぶ。
「えっと……ペンギン?」
 取り出したものにペンギンの顔のような絵が描かれていたが、それが何か分からずくくるは首を傾げた。
「アイピローだよ。くくる、最近パソコンに向かってばかりみたいだから」
「風花ぁ~……!!」
 品物となぜそれを選んだかの説明をされ、くくるは自分を労わってくれる風花の気持ちに思わず涙を浮かべる。
「ありがとう! 早速、今夜から使わせて貰うね!」
 嬉しそうに微笑んだくくるに、風花もにこりと微笑み返した。
「そういえば、風花の誕生日は?」
 私は貰ったんだから返さなきゃと、くくるはやはり何でもないことのように訊ねた。
 しかし先ほどの月美たちとはプレゼントを渡したり貰ったりをしていないという話を聞いてしまった手前、風花は答えていいものか悩んでしまう。
 渋い顔をしている風花を見つめ、くくるはあははと笑い飛ばした。
「変な気を遣わないでよ。もう子供じゃないんだから、プレゼントは自分の稼いだお金で――」
 そこまで言って、くくるはハッとした。
「そっか……もう自分のお金があるんだから、これからはうどんちゃんたちにもプレゼント渡せるじゃん! ありがとう、風花!」
 くくるはずいっと風花に詰め寄る。
「プレゼント渡さないのが当たり前になってたからすっかり忘れてたけど、もうお金のこと気にしなくていいんだよ! だから風花にも、みんなにもプレゼントあげられるんだよ! 気付かせてくれてありがとう、風花!!」
「ど、どういたしまして……?」
 にっこりと満面の笑みを間近で向けられ、風花は思わず反射的に答えた。
 風花にとっては誕生日にプレゼントを渡すのは当たり前のことで、相手に喜んで欲しいという気持ちはもちろんあるけれど、そこまで特別なことでは無くなってしまっていた。
 しかしすでに誰に何をあげればいいだろうと楽しそうに考え始めているくくるを見つめ、それがものすごく特別なことであると思い出す。
 その人の誕生日は1年に1度しかないのだ。
 そして誕生日とは、その人が生まれたことを祝う日なのだ。
 誕生日があるということは、そこにその人が存在しているという何よりの証なのである。


シブに銀オフの過去作投稿してきました。少ないですけど^^;
そしてここに書きかけの凰玲を置いていきます。

私、銀オフでは翔エリと凰紗と虎玲が本命なんですけど、みんな可愛いせいで初期の頃はCPがブレまくり……というか、どの組み合わせでもおいしく頂けていたので!
ちなみにBLもふつーに読んでた。それくらい三つ子が好きすぎていた……!





=ピクシブ投稿作品=

▼「きみそめ 1」
やっとティンガーラ編の空風です!
今回から識別のためにシリーズタイトルをつけたのと、続き物になります。
続き物と言っても、アニメの内容に沿って進めて行くというだけで、それぞれ1話完結形式です。
今回は14話より。

で、いつものごとく、没版。
2本あって、1本目はもはや別物。
ナンパされる風花ちゃんを空也さんに助けてもらおうと思ったのですが、まだ空也さん出て来てません…;

(今日はご飯、どうしようかな)
 仕事を終えて着替えながら、風花は夕食のことを考えていた。
 本来ならくくると一緒に夕食を作って2人で食べるつもりでいたのだが、今日は残業をするというくくるからのメールが来ていたのだ。
 彼女は副館長に命じられたという企画を頑張って考えているらしい。
 何か手伝おうかと返信をしたのだが、企画自体はもう考えてあって、あとは企画書を作るだけだから大丈夫と返事が来たため、風花は先に帰ることにしたのだ。
(OHANAに寄って行こうかな……)
 もちろん1人で夕食を作ってもいいのだが、くくると一緒に作るつもりでいたためにすっかり気が削がれてしまい、少し面倒に思ってしまう。
 OHANAに行けば月美に会えるし、もしかしたら夏凛もいるかもしれない。
(うん、やっぱりそうしよう)
 ティンガーラを後にした風花は、OHANAへと足を向けた。
 定時よりは少し遅い時間のため、ティンガーラの周辺は人通りも少なく静かだ。
 海沿いの道を、風花はゆっくりと歩いて行く。
(あ、あそこにカフェがある。あっちはケーキ屋さんかな? あ、あの雑貨屋さん可愛い! あとでくくると一緒に行こう!)
 ティンガーラに就職してから日が浅いため、仕事を覚えるのに忙しく、職場とアパートの往復ばかりで、まだ周辺の散策をできていない。
 だからただ歩くだけでも様々な発見があり、風花はつい辺りをきょろきょろと見回してしまう。
 ――そのせいだろうか。
「ねぇ、きみ、1人?」
「1人で観光なんて寂しいでしょ。オレ達と一緒にご飯行かない?」
 風花より少し年上くらいの2人連れの男性に声を掛けられた。
 どうやら風花を1人で旅行している観光客だと思っているらしい。
「あ、ごめんなさい。大丈夫です」
 風花はすぐに断りを入れた。
 そして長居は無用だとさっさと行こうとしたのだが、
「遠慮しないでよ」
 腕を掴まれ、風花は足を止めてしまう。
「オレ達この辺詳しいからさ~」
「いえ、あの、私、約束があるので……!」
 風花は咄嗟の言い訳を口にしながら男の腕を振り払おうとするが、しっかりと掴まれていて離れてくれない。
(どうしよう……!)
 まさかこんな所でナンパされるなんて思っておらず、完全に油断していた。
 助けを求めようにも、周辺に人の姿は見当たらない。
 近くに何軒か店はあるが、叫んだところで中まで声が届くかどうか分からないし、下手に彼らを刺激して怒らせたら、何をされるかそれこそ想像もしたくない。
「ほら、行こうよ」
 そう言って男が風花の腕を引っ張った。
「いや、離して――」

↓2本目(続きからどうぞ)
一部、1本目と被っている部分があります。
モブの職員が2人、めっちゃしゃべってます。モブを出しゃばらせ過ぎたのでやめました。
空也さんって書いてないけど、最後に出て来たのが空也さんです。

=ピクシブ投稿作品=

▼「恋に揺らめく」
もう完全に空也さんがキャラ崩壊してます、すみません!!><
酒に酔っているから……という言い訳にしてもひどい。

そしてこれ、アクアトープ小説の中で2番目に書き始めたやつです。
全然仕上がらなくて今頃になってしまいました;;
いや、最初はすっごいスラスラ書けていたんです。
でも、「ここを書きたい!」と思って書き始めたのに、そのシーンに差し掛かった途端に筆が止まってしまって。。。
それでしばらく悩んで放置して他のを書いていたんですけど、また書こうとしてもどうしても筆が進まなくて……。
それでとりあえずそのシーンを飛ばして最後まで書いてみたら結構すんなりと書けたため、思いきってそのシーンをなくすことにしました。
終わってみればそうして良かったと思うんですけど、1番書きたかったシーンをなくすって、かなり決意するのに悩んでしまうんですよね。それでずるずると時間が経ってしまいまして;;
あとタイトルも、元々はそのシーンのためにつけていたので、そのシーンをなくすとなるとタイトルがまったく合わなくなってしまったために考えなおさなくてはならなかったのですが、メインの場所がなくなったために自分でもどこに重点を置いているのか分からなくなってしまって、タイトルも投稿するギリギリまで何度もつけ直していました。
今でもこれで正解だったかどうかは分かりません。

で、そのカットしたシーン。
めちゃくちゃ中途半端ですけど…。

「ねぇ、海寄ってこ」
 くくるの家のそばにある浜辺に差し掛かった時だった。
 不意に空也が呟いたかと思うと、風花の返事を待たずに進行方向を変える。
 もちろん、風花も手を引っ張られてその足を海へと向けたのだが――
「ひゃっほう! 海だー!」
 空也は風花の手を離し、浜辺に向かって叫びながら走り出した。
 海なんて毎日飽きるほど見ているはずなのに、まるで子供のようにはしゃいで波打ち際まで一直線に駆けて行く背中を見つめ、風花は少しぽかんとしてしまう。
(手、離れちゃった……)
 置き去りにされた右手を見つめ、胸の前でぎゅっと握り締める。
 空也は何の躊躇いもなく手を離した。
 やはり彼は風花と手を繋いでいたことに気づいていなかったのだろうか。
 それとも手を繋いでいたかどうかなど、彼にとってはどうでもいいことだったのだろうか。
 そんなことを思い、風花は胸がずきりと痛むのを感じ、視線を下げた。
(やだな、私。勝手に舞い上がって、勝手に傷ついて)
 空也に非がないことは分かっている。
 期待させるような言動だって、彼が酔っているせいであり、普段の彼だったら絶対に有り得ないことだと、頭では分かっているのだ。
 それでも、自分の都合の良いように解釈してしまうのが恋というものだ。

……本当はこの後、浜辺に並んで座って、空也さんが風花ちゃんの膝の上で寝てしまう、というシーンが書きたくて書き始めたものでした。
その浜辺のシーンは、少し内容は違いますけど、櫂くくの「月と波のセレナーデ」の方に使っています。

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