土産物屋にいた本居先輩。
バイトでもしているのかと思ったら、ここは
先輩の実家だった！さらに、飾られていた写真から、本居先輩が、幸太郎が高校在学中に部室に出入りしていたことが判明。つまり
滝兄弟とは小さい頃から知り合いだった…！ だから色々と2人のことを知っていたのですね。
しかも本居先輩、昔はフルートではなくトランペットを吹いていて、１年の時はグレていたらしい…。
本居先輩は幸太郎がいた頃の吹部に憧れて、家から遠い学校でもどうしても入りたかった。
けれど泣きながら戻って来てほしいと言った信乃に、自分1人が抜けたくらいで演奏ができないような廃れた部に入りたかったわけじゃないと突っぱねますが――パアン、と
團先輩が本居先輩の頬を平手打ち！！しかも本居先輩には何も言わず、こんな奴にかまってる暇があったら練習だとさっさと帰ってしまいました…！
みんなが去った後、本居先輩は團先輩に殴られた頬に手を当て、
「戻るなんて出来るわけないじゃない」と…。
す、すいません！ 團先輩と本居先輩にどーにかなって欲しい身としては、めっちゃ萌えたんですけど！？
本居先輩が昔はトランペットをやっていたことと、團先輩が今トランペットをやっていることは何か関係がありますか！？
本居先輩が１年の頃はグレていたことと、團先輩が野球生命を絶たれた後に吹部に入ったことは何か関係がありますか！？
もうこれ、本居先輩が團先輩を吹部に誘ったっていう風にしか見えないんですけど！！？？
しかも團先輩が平手打ちだけで無言だなんて、超怒ってる証拠じゃないですか…！
本居先輩が抜けた後にも、普段だったら一番何かを言いそうな團先輩がほとんど語らず、今回も怒鳴るようなことはしないって、諸々妄想するなっていう方が無理な話ですよね！！
あと何より、いつもは本居先輩のペースに乗せられっぱなしで逆らえないような感じだった團先輩が、ちゃんと男らしかったのが良かったですね！！ …まぁ、殴ったのは良くないですけど。
相変わらず進太郎とみちにはほとんど萌えないんで、私にとっては團先輩と本居先輩の方がメインな感じです。
さて、滝兄弟の方はというと。
幸太郎にどんなにお前のお陰だと言われても、お前のためだったと言われても、結局それは幸太郎の身勝手な思いでしかない。
進太郎は幸太郎がそばにいてくれればそれで良かった。だから進太郎にとって幸太郎の行動は、すべて自分が邪魔になって捨てたものだとしか思えない――。
我慢ならなくなった
進太郎は幸太郎を殴り飛ばしました！！そしてそれを、ちょうど降りて来たみちが目撃。
いつも無表情だった進太郎の怒りを露わにした表情と声に足を竦ませます。
外へ飛び出した進太郎は、咲先生と遭遇。
咲先生は進太郎と幸太郎のおばさんに会って来たと言います。
「知りたいでしょ？ 本当のこと」てっきり母親以外に親族はいないのかと思ってたら、おばさんがいただと…！？
幸太郎が、どんなに生活が苦しくても、進太郎を自分のそばに置いていたことに理由があったってことなのでしょうか…？
本居先輩の家から戻ってきた他の部員たちは、砂浜でどんよりムード。
そんなみんなにカズが
「大切なのは誰とどんな音楽やりたいか……その気持ちでしょ？ バーカ」と、相変わらず口が悪いけど励ましてくれました。
その言葉に、みんなは笑顔になって立ち上がります。
やるか、と、一体何を思いついたのでしょうか…！？
