しろがねの鴉 第１２夜

「鎖」　（マガジン３８号）

お久しぶりです（笑）
……前にあるのが全部人気連載陣だから特に意図はないと思うのですが…しろがねの掲載位置が若干後ろめ…；；
いやいやいやいや！　このくらい、気にするレベルじゃないよね、うん！！＾＾；　真ん中よりちょっと後ろってだけだもんね！！
…週刊誌は掲載位置が恐いよー（ＴＴ）

さて、ルゥのキスによりジャンの右手に巨大な刃が出現しました。
…冒頭のジャンがすげぇエロいと思った私は阿呆です。「ヤベェ・・・・なんかくる・・・・」（…）

で、その刃でジャンは“鴉”を次々に斃していきます。
その華麗な剣さばき（？）に、ミッキーはまるで天使みたいとか言ってますが、いくらなんでも“鴉”がブシュブシューと斬られているのを見てそれはないだろ－－；
一体なぜ、突然こんな力がと、ジャンがルゥを見ると、アガペが出てきて解説してくれました。
（ちなみに、ルゥの胸の谷間が“ちっちぇスキマ”ということは、やっぱり結構巨乳設定？）
ジャンの右腕に現れた刃は魔王の牙。ルゥがジャンの中にいる魔王の魂と契約を交わしたために、“無法（ゼロ）”が具現化した。
「ルゥはあの『魔王石』伝説に語られる魔王と交渉した王族の末裔・・・・魔王と唯一交渉し、契約を交わせる人間なの」
あー、やっぱりお姫様だったんですね。でも、唯一って…？　家族はいないってこと？
伝説では、国の繁栄の代わりに王が一族の命を差し出し、魔王石を手に入れた――と、魔王が王の頼みを聞き入れたように伝えられているけど、本当はそれ以外に禁断の契約があった。
それは、魔王が『魔王石』を生み、願いを叶えるかわりに魔者・・・・“鴉”をこの世界に出現させ、混乱と破壊をもたらすこと・・・・それが第一次世界崩壊（ワールド＝デカダンス）。そして。
「その契約は、魔王とルゥの一族の間で今も生き続けている・・・・『魔王石』がこの世界から消え去るその日まで・・・・」
ジャンが「国を取り戻したい」と言っていたルゥの言葉を思い出し、何のために魔王石を集めているのか訊ねると…。
「・・・・契約を解かない限り一族に・・・・私に未来はない・・・・『魔王石』をすべて壊して、国を一から創りなおすの・・・・！」
…一応、一族はいる？　どちらとも取れる微妙な言い方ですが。
で、キスは魔王が王族の血を認識し、力を貸すための儀式。
話の途中でミッキーがちゅーだと喜んで割って入ったために（やっぱり子供だよこの人）、ルゥはやけくそに。
「魔王と契約を交わすには！！　呪われし血族が！！　魔者の言語である無法図（ゼロ・マトリクス）をもって！！　せ・・・・接吻の儀式を執り行うことによって認識されるの！！」
と、ルゥも左手の手袋（っつーよりは、これはアームウォーマーか？　いや、腕じゃないから…ハンドウォーマー？笑）を外しました。彼女の左手の甲には、無法図が描かれていました。
恥ずかしさからか、「し・・・・しかたないでしょ！！　魔王の魂が君の中にいるんだから・・・・！！　だ・・誰も好きこのんで君にキ・・キスしたワケじゃないんだゾ！！」と叫んでしまうツンデレルゥさん。ジャンは「かわいくねー女だな」とバッサリ。
そのままケンカに突入し、ジャンなんかもう知らないとルゥが行こうとすると、２人の間に鎖が。ルゥの左手の無法図からジャンの右手の鍵穴が鎖で繋がれています。
何だと思っている間に、斃したはずの“鴉”が再生。しかも、斬った部分からも再生して増殖してる。
やっぱりここの“鴉”はおかしいとルゥが思っている間にも、“鴉”たちが襲ってきます。
しかし、ジャンとルゥは鎖で繋がれているため、ルゥが避ければジャンが引っ張られるし、ジャンが攻撃すれば今度はルゥが引っ張られる。どうやら、契約執行中は鎖で繋がれて離れられないらしいのです。
ジャンはめんどくせえと言って、ルゥを担ぎ上げました。
そして“銀（しろがね）の０旋（ゼロせん）”。“鴉”たちを一気に全滅させました。そして、ジャンの腕から刃も消えますが、いつもと違ってジャンの生法図（ジェネレイトマトリクス）が侵食されていない上、ジャン自身も疲れていないので、ジャンはすげえと喜んでます。
終わったのに気づかず、ジャンにぎゅ～っとしがみついてるルゥが可愛いｖｖ　つか、よくこの体勢で描けるなー。
「ルゥ、お前・・・・思ったより軽いな」
「どこまで失礼なんだ君はーーー！！」
素でひどいジャン（笑）とルゥのやり取り、すごく好きですｖｖ　アガペはこの２人で協力し合っていけるのかと心配してますが。
ってか、契約ってその都度やらなくちゃいけなかったりするの？？　契約の度にキスしなくちゃならないってことかーーー！？
でも、それってちょっとおかしいよね？　魔王が出現させた“鴉”を斃すために、魔王と契約するって。

そうこうしてるうちに周りがガラガラと崩れ始めました。
急いで出ようと言うルゥに、ジャンは当初の目的である魔王石の在処をミッキーに尋ねます。しかし、ミッキーは１点を見つめて動かない。２人が彼の視線の先を追うと、そこには…町！？　暗い地下、住民たちもみんないかにも貧民ですって感じ。これが第２市民…？

次号、“陽の当たらぬ場所（ところ）！！”
で、ネズミ小僧とミッキーの関係は何なんだ。