たんさんすいぶ TRACK.19

「心を忘れた」　（イブニング５号）

古賀部長のお陰で寝不足な進太郎。マッピの練習にも身が入りません。
でも京作に誘われてまた夜に古賀部長に会いに行くことになりますが、誘った本人はしっかり寝てしまい、進太郎は起きてしまったので１人で行くことに。
そして部室で演奏していた部長に、進太郎はすっかり見入ってしまいました。
息つくのも忘れたようなすごい演奏だった。
でもなぜか弾いてる本人は上半身裸です＾＾；
弾いてると脱ぎたくなるって……ヴァイオリンならともかく、コントラバスは抱えるように持つから汗とか大丈夫なんでしょうか…？
でも古賀部長の演奏が気に入った進太郎はもう１曲とリクエスト。マークⅥをガラクタと言われて怒っていたのに。
しかも部長が「オーラ・リー」を弾き始めたので、進太郎もそれに合わせて吹きます。
けれど曲を終えると、部長はガラクタのマークⅥが進太郎の足を引っ張っているのではなく、進太郎自身がダメなのだと冷たい一言。
「君の演奏には君の心がない。だから聞いていても何も伝わってこないんだ。……いるのは、子供の時のままで殻に閉じこもってる君だけ」
部長にそう言われて、幸太郎に今のお前の演奏は最悪だと言われたことを思い出す進太郎。
そして脳裏に過ぎったのは、忘れていたはずの、子供の頃の楽しかった記憶の断片。
けれどそんなのは関係ないと言った進太郎の頭を、部長ががぶり（笑）　首筋じゃないんだ？（苦笑）
演奏は奏者が心をさらけ出して何もかも捨ててでも伝えたいという思いがあってはじめて聞く人の心に響く。でもそれから逃げている進太郎にできるはずがない。
「要はドヘタクソなんだよ、ガラクタ君」
そう言って不敵な笑みを浮かべて部長は帰りました。
でも彼の向かった先は病院……一体どんな事情が？？