「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。
他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「ヴィアンカさんの来訪(後編)」 (ゼロサム4月号)
心配していた心臓に悪い展開にはなりませんでした。
分かっていたけど、一安心。良かった良かった^^
心配していた心臓に悪い展開にはなりませんでした。
分かっていたけど、一安心。良かった良かった^^
ヴィアンカの話を聞くため、一同はノーセやトウレンも含めて地竜家へ。
しかしユイシィは不安が募るばかりです。
ヴィアンカのことは想像でいい人だと思い込んでいたけど、話の中で彼女はランバルスさんに対して棘のあることばかり言うので、置き去りにしたことを許していないと言われたショックもあり、ランバルスさんがずっと俯いて落ち込んでいるからです。
本当に2人を会せて良かったのか、ユイシィが後悔してしまうのも無理はありません。
さらに、ヴィアンカはノーセとトウレンに、ランバルスさんが話すのを嫌がる盗賊時代の話題を出します。
それを聞いて苦しそうにしているランバルスさんの表情に、ユイシィも胸が苦しくなって思わず涙を浮かべます。
けれど、トウレンがそれをフォローしてくれました。
「我々が一番に求めるのは『子竜を守り育てる』力と心がある事。人間(ひと)の世でどうであったかなど、たいした問題ではないのです」
それを聞いたユイシィはほっと胸を撫で下ろしますが、逆にヴィアンカはとてもつまらなそうな顔をします。おいおい^^;
ユイシィが思わず文句を言いに行きそうになったところで、ノーセがフォローのつもりでヴィアンカの遺跡調査の才能は父親譲りだと言うと、ヴィアンカは一瞬、照れた顔を見せました。
それに気づいたのはユイシィだけでしたが、ユイシィはヴィアンカを連れ出して台所へ。
2人きりになり、ユイシィはヴィアンカに率直に訊きます。
「ヴィアンカさんは師匠…お父さんの事大好きなんですよね!?」
ユイシィのあまりにもストレートな物言いに、ヴィアンカは照れざるを得ません。
「そうてらいなく聞かれるとはずかしいな。まあ、好きだよ――かなり」
その言葉にほっとしたユイシィは、だったらなぜランバルスさんをいじめるようなことばかり言うのかと、ヴィアンカを叱ります。
そしてランバルスさんがどんなにヴィアンカのことを思っていたのか語る彼女の瞳には、また涙が。
ランバルスさんのことを大事に思っているのが分かるユイシィの言葉に、ヴィアンカは笑みを浮かべつつも、「死んで会えないと思っていた私と、生きているのを知ってて会おうとしなかったダメ親父を一緒にしないでもらいたい」と文句を言います。
その気になれば、どんな手を使ってでも会えたはず。それなのに言いたいことも言えず、自虐に陥ってグズグズしているところは昔と変わらない、と。
でも少しいじめすぎたかなと、ヴィアンカは止めてくれたユイシィにありがとうとお礼を言いました。
ところでヴィアンカ、ユイシィの前ではあの男っぽいしゃべり方になってますが、やっぱりこっちが素なんですね。
そしてお礼代わりとでも言うかのように、席に戻ったヴィアンカは、みんなにマドリムの盗賊の真実の話をします。
マドリムの盗賊といえば極悪非道と名高いけれど、実は初代は義賊だった。
しかし二代目がそれを引き継いですぐに部下の謀反にあい、盗賊団は乗っ取られ、その反逆者が三代目についた。世に鳴り響く悪行はその三代目のもの。
そして反逆者に追われた二代目の息子が、初代の忠臣に救われて成長し、仇である悪者を打ち負かして追い払った。世には知られていないけれど、近隣の人々にはとても感謝されていた――それがランバルスさん。
ランバルスさんが話すのを嫌がるほどひどい経歴ではないですが…?
まぁ、人間の世では三代目のせいで恐ろしい盗賊団というイメージしかなくなってしまったのでしょうから、話したくないのも無理はないですかね。
そしてヴィアンカは父親の自慢話をしたいし、ユイシィたちの師匠自慢も聞きたいから、明日から地竜家に泊まることに。
しかし翌日、訪れたヴィアンカはおしとやかなご令嬢ではなく、男と間違えそうな冒険者風の格好に。
こちらとしては見慣れたいつものヴィーカですが、ランバルスさんはやっぱりちょっとショックを受けたようです(苦笑)
ともかく、ヴィアンカがこれからもコーセルテルに関わっていけそうで良かったです。
さて、これで恋愛事情も少しは動いてくれちゃうのかな。。。
動いてほしいけど動いてほしくない、複雑な乙女心(←)なのですよ><
しかしユイシィは不安が募るばかりです。
ヴィアンカのことは想像でいい人だと思い込んでいたけど、話の中で彼女はランバルスさんに対して棘のあることばかり言うので、置き去りにしたことを許していないと言われたショックもあり、ランバルスさんがずっと俯いて落ち込んでいるからです。
本当に2人を会せて良かったのか、ユイシィが後悔してしまうのも無理はありません。
さらに、ヴィアンカはノーセとトウレンに、ランバルスさんが話すのを嫌がる盗賊時代の話題を出します。
それを聞いて苦しそうにしているランバルスさんの表情に、ユイシィも胸が苦しくなって思わず涙を浮かべます。
けれど、トウレンがそれをフォローしてくれました。
「我々が一番に求めるのは『子竜を守り育てる』力と心がある事。人間(ひと)の世でどうであったかなど、たいした問題ではないのです」
それを聞いたユイシィはほっと胸を撫で下ろしますが、逆にヴィアンカはとてもつまらなそうな顔をします。おいおい^^;
ユイシィが思わず文句を言いに行きそうになったところで、ノーセがフォローのつもりでヴィアンカの遺跡調査の才能は父親譲りだと言うと、ヴィアンカは一瞬、照れた顔を見せました。
それに気づいたのはユイシィだけでしたが、ユイシィはヴィアンカを連れ出して台所へ。
2人きりになり、ユイシィはヴィアンカに率直に訊きます。
「ヴィアンカさんは師匠…お父さんの事大好きなんですよね!?」
ユイシィのあまりにもストレートな物言いに、ヴィアンカは照れざるを得ません。
「そうてらいなく聞かれるとはずかしいな。まあ、好きだよ――かなり」
その言葉にほっとしたユイシィは、だったらなぜランバルスさんをいじめるようなことばかり言うのかと、ヴィアンカを叱ります。
そしてランバルスさんがどんなにヴィアンカのことを思っていたのか語る彼女の瞳には、また涙が。
ランバルスさんのことを大事に思っているのが分かるユイシィの言葉に、ヴィアンカは笑みを浮かべつつも、「死んで会えないと思っていた私と、生きているのを知ってて会おうとしなかったダメ親父を一緒にしないでもらいたい」と文句を言います。
その気になれば、どんな手を使ってでも会えたはず。それなのに言いたいことも言えず、自虐に陥ってグズグズしているところは昔と変わらない、と。
でも少しいじめすぎたかなと、ヴィアンカは止めてくれたユイシィにありがとうとお礼を言いました。
ところでヴィアンカ、ユイシィの前ではあの男っぽいしゃべり方になってますが、やっぱりこっちが素なんですね。
そしてお礼代わりとでも言うかのように、席に戻ったヴィアンカは、みんなにマドリムの盗賊の真実の話をします。
マドリムの盗賊といえば極悪非道と名高いけれど、実は初代は義賊だった。
しかし二代目がそれを引き継いですぐに部下の謀反にあい、盗賊団は乗っ取られ、その反逆者が三代目についた。世に鳴り響く悪行はその三代目のもの。
そして反逆者に追われた二代目の息子が、初代の忠臣に救われて成長し、仇である悪者を打ち負かして追い払った。世には知られていないけれど、近隣の人々にはとても感謝されていた――それがランバルスさん。
ランバルスさんが話すのを嫌がるほどひどい経歴ではないですが…?
まぁ、人間の世では三代目のせいで恐ろしい盗賊団というイメージしかなくなってしまったのでしょうから、話したくないのも無理はないですかね。
そしてヴィアンカは父親の自慢話をしたいし、ユイシィたちの師匠自慢も聞きたいから、明日から地竜家に泊まることに。
しかし翌日、訪れたヴィアンカはおしとやかなご令嬢ではなく、男と間違えそうな冒険者風の格好に。
こちらとしては見慣れたいつものヴィーカですが、ランバルスさんはやっぱりちょっとショックを受けたようです(苦笑)
ともかく、ヴィアンカがこれからもコーセルテルに関わっていけそうで良かったです。
さて、これで恋愛事情も少しは動いてくれちゃうのかな。。。
動いてほしいけど動いてほしくない、複雑な乙女心(←)なのですよ><
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必要だった時間
何も知らされず一人ぼっちになったヴィーカからすれば、生きているのに会いに来なかったランバルスさんに腹ただしい思いがあったのは無理もないことです。子供の立場からすれば両親のどちらかだけでも生きていることが分かるのは嬉しいでしょうし、それなら少しでも早く会いたかったでしょうから。
シーダさんの病がヴィーカにうつる可能性を考えれば親としてその治療法を探す旅にヴィーカを連れてく訳にはいきません。ですが子供の立場では頭では理解できても、納得できるものではないでしょう。
ヴィーカはシーダさんが亡くなった頃のランバルスさんを知りません。
シーダさんを病で失い自らも同じ病を患って死を覚悟したランバルスさんがコーセルテルにたどり着いてから今のように自然に笑えるようになったのは少なくともユイシイが今のナータたちと同じぐらいになるまで約2年はかかっています。
生きる気力すら失っていたランバルスさんにどう接すればいいか、実の娘だからこそ分からなかったかもしれません。
この空白の時間が二人には必要だった。そう思える日がくるといいなと思います。
お嬢様風の衣装からいつもの冒険者スタイルになったヴィーカを見た時のランバルスさん唖然としてましたね;;マドリムさんのところのちっちゃい精霊たちもすっごく驚いてましたし、実の父親なら当然なのでしょう。「ここまで自分に似なくても」と思ってるかもしれません。
それぐらいは我慢してもらいましょう。
シーダさんの病がヴィーカにうつる可能性を考えれば親としてその治療法を探す旅にヴィーカを連れてく訳にはいきません。ですが子供の立場では頭では理解できても、納得できるものではないでしょう。
ヴィーカはシーダさんが亡くなった頃のランバルスさんを知りません。
シーダさんを病で失い自らも同じ病を患って死を覚悟したランバルスさんがコーセルテルにたどり着いてから今のように自然に笑えるようになったのは少なくともユイシイが今のナータたちと同じぐらいになるまで約2年はかかっています。
生きる気力すら失っていたランバルスさんにどう接すればいいか、実の娘だからこそ分からなかったかもしれません。
この空白の時間が二人には必要だった。そう思える日がくるといいなと思います。
お嬢様風の衣装からいつもの冒険者スタイルになったヴィーカを見た時のランバルスさん唖然としてましたね;;マドリムさんのところのちっちゃい精霊たちもすっごく驚いてましたし、実の父親なら当然なのでしょう。「ここまで自分に似なくても」と思ってるかもしれません。
それぐらいは我慢してもらいましょう。
Re:必要だった時間
2人が再会しないままの未来も有り得たはずなので、これも月の精霊の導きのひとつだったのかもしれません。
そう考えると、お互いにお互いのことを考えられるようになれた今だからこその必然だったのかもしれないですね。
ヴィーカが男勝りに育ったことに、少しだけ後悔したかもしれませんが(笑)、元気でいたならランバルスさんにとってそれ以上望むことはないでしょう。
そう考えると、お互いにお互いのことを考えられるようになれた今だからこその必然だったのかもしれないですね。
ヴィーカが男勝りに育ったことに、少しだけ後悔したかもしれませんが(笑)、元気でいたならランバルスさんにとってそれ以上望むことはないでしょう。
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