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「裏切りの果て」　（マガジン２０号）

先週の流れから冴親メインかと思いきや、あおばメインです。

冴親の「滅却」により崩れ始めた建物。
「死の（デス）ゲーム」の邪魔はさせないと、反撃する珍種たちの前に立ち塞がったのはあおばとみしる！
遊騎も行こうとしますが、時雨にお前はまだダメだと止められます。
『コード：ネーム』の１番の存在理由は珍種たちが襲って来た時にそれを阻止し、異能者を護ること。
珍種が会いに来るといわれた零と桜を始末することが最優先事項だったが、『コード・ブレイカー』たちを様々な闘いに追いやり続けたのはある目的のため。それは――
「最終兵器はジョーカーだけではないのだ・・・・。りんごと呼ばれるエリート識別子（バーコード）の異能者実験、その一環であるハイブリッド研究中に発見された「影」のダークサイド・・・・。すべては珍種に対抗し得る異能者を生み出すため」
たくさんのペケ印たちが死んだ研究も、「パンドラ」の箱から磁力を取り出したのも、みんなが零と闘わされたのも、すべて珍種と闘える力をつけさせるためだった――！？
＼（＾ｑ＾）／ﾅﾝﾃｺｯﾀ
蔑むのならそれでも構わないと言う冴親。
「これがオレ達の正義！！　この先多くの異能者が珍種の脅威に怯えず生きられるのならば、必要な命を犠牲にし喜んで悪に堕ちよう！！」
ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ　ﾅﾝﾃｲｴﾏｾﾝ
巻き込まれた方はとんだ迷惑だ！！
自分が信じた正義のために手段も方法も犠牲も厭わないというその覚悟は認めますが。――が、納得はできませんよね。刻、感銘を受けるなよ…。
しかし、今のままではジョーカーをはじめ、誰一人珍種を斃せない。
ジョーカーのさらなる飛躍。
覚醒の兆しを見せ始めた天宝院遊騎と八王子泪。
導き手である４傑が一人「怪傑の平家将臣」。
そしてすべての鍵を握る珍種と異能者のハイブリッド大神零。
「聖なる悪・珍種（天使）を裁ける可能性を秘めているのはお前ら『コード：ブレイカー』しかいないんだ」
『コード・ブレイカー』――法で裁けぬ悪を裁く者。だけど真の意味は遺伝子の可能性を超えた者といったところでしょうか。連載が始まった時に先生が『コード：ブレイカー』には色々な意味を込めたって言った時から遺伝子について結構引っ掛かってたんですよね。

『コード：ブレイカー』を護る盾となると、珍種に立向う冴親、あおば、みしる。
刻は待てと言いますが、「影」に体が縛られて動けません。
肉弾戦が有効なら珍種にも負けないと豪語したあおばですが、本心では『コード：ネーム』の使命も異能者の未来もどうでもいいと思っているようです。
あおばが求めるのは、零を殺してシスターの仇をとることだけ。
けれど自分が手を下せば、桜に恨まれてしまう……。
そこであおばは「ネコミミ男」と闘うフリをして取り引きを持ちかけました。
自分の異能で死んだ異能者を蘇らせて「デスゲーム」を有利にしてあげるから零を殺して、と。
そうとは知らずに吹っ飛ばされたあおばを心配して駆け寄る零。
零は「ネコミミ」に異能を吸い取られます。
彼に罠だと告げ、とても悪い笑みを浮かべるあおば。
２人の状況には気づかず、離れた所から大丈夫かと心配して声を上げる桜。
そして――あおばを攻撃する、「ネコミミ男」。
珍種が異能者と手を組むわけないとあおばを殴り、さらに異能を吸い取ります。
そこへ「子犬」に乗った桜が止めに入った！！
けれどあおばの心情など知らない桜は、あおばが『コード：ネーム』であるから憎いはずの零を護っていると思い込んでいます。
命を護るために憎しみを乗り越えた素晴らしい娘なんだと。だから殺さないで欲しいと訴えます。
そしてあおばの指に触れ、自分も「子犬」も一緒にいるから心配いらない、３人で大神を、みんなを護ろうとにっこり。
そんな桜の笑顔に途端に罪悪感に苛まれたあおばは違うと泣き出します。
しかし「ネコミミ」の攻撃はまだ続いており、あおばは桜を護ろうと体を張り――そんなあおばの前で、零が体を張りました。
「・・・・あんたは悪（クズ）だが、あんたが桜小路さんを大切に思う気持ちだけは買ってやる」
どうでもいいけど、こんな時でもあおばは下着見せ要因なのね。。。

そして、ついに建物が崩れ落ちる――！！

次号「上の悦び下の痛み・・・・！！」
まぁ、珍種がこれくらいで死んだら苦労はないですね。