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「最期の磁撃砲（ガウスキャノン）」　（マガジン３４号）

今週は箇条書き！

・珍種は異能を打ち消す、両者はいわば水と油。本来ならば決して交わることのない２つの種。だからその間に生まれた零の存在は奇跡。
・その禁断の存在である零と珍種である桜のせいで１２月３２日の大虐殺は起きた。
・泪と冴親の両親は異能者と珍種の研究をしていた生物学者。そのせいで両親は殺された。
・巨大な影を零に向かって落とす冴親。
・防御してくれる虹次。
・その虹次の異能を打ち消す黒にゃん丸仮面！！
・体が妙に細くて動きが独特です。
・それでも体を張って皆を庇った虹次。血まみれだけどすげぇ。
・遊騎を庇っていた泪。
・桜と泪を庇っていた零。
・寧々音を庇っていた刻。
・更に来る冴親の容赦ない攻撃。
・ボロボロの体ながらも立ち上がり、磁撃砲を撃とうとする刻。
・止める桜たち。
・「一度くらい、オレにもお前らを助けさせろよ」
・しかし腕を上げることさえままならない刻。
・その手を零が支えた！
・「お前にばかりいい格好させんのも癪に障るんでね。でかいの一発かまして一緒に帰るぞ、全員で」
・そして２人の力を合わせた磁撃砲が冴親に向かい――！
・それを防ぐ黒にゃん丸仮面。
・しかも「青色の煉獄業火（サタン＝ブレイズ）」で！！
・青い炎を使えるのは零とエンペラーだけのはず。なのになぜ――！？

次回「禁断と禁忌の狭間・・・・！！」
何だろう、エンペラーの肉体とか？　零の血縁者なら青い炎もありなのか…！？

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「ミラクル・タブー」　（マガジン３３号）

寧々音は「心だけ子供に戻る」ロスト。
だから寧々音の中では刻はまだ小さな弟なので、今の刻を弟として認識していないのですね。
けれど彼女に対して微笑む刻の表情は、前よりちょっと晴れやかです。

そしていつの間にかバトルをおっぱじめている雪比奈と平家先輩。
刻の、そして零の本来の力を取り戻させるのが平家先輩の目的だった。
しかし彼は種を蒔いただけだと言います。あとは零次第。
「大神君はただの異能者とは違う禁断の存在（ミラクル・タブー）ですから」
さらに闘いを続けようとする平家先輩と雪比奈ですが、空から攻撃が。
攻撃に気づかず無防備な寧々音を刻が守ろうとしますが、怪我のせいでうまく異能が使えません。
そんな刻と寧々音を守ったのは、ロストから復活した虹次。
なぜオレ達を助けるんだと刻が訊ねますが、虹次が答えるよりも先に（というか虹次のことだから答えなそうだけど）、そばの建物の上に冴親が姿を現しました。
「一度ならず二度までも邪魔をするか虹次。あの時、虹次、お前が邪魔しなければ寧々音と刻は死を迎えていたのに」
つまり、あの時攻撃したのは虹次ではなく冴親で、虹次は２人を助けたわけですか。
しかし驚く間も訊く暇もなく、みんなの足元が粉々になって地面の中へ吸い込まれる！？
これは灰燼（アッシュ）、つまり時雨――！
冴親のそばに時雨とあおば、そして黒いにゃん丸の仮面をつけた謎の男！（多分）
虹次はロストから回復したけれど、零と刻は大怪我してて、他はみんなロスト中。この状況は非常にピンチです；；
「自分の七つの炎を取り戻したお前はもうただの異能者ではない。禁断の存在・・・・・・」
平家先輩と同じことを言う冴親。
けれど時雨がただ殺すのは忍びないと、「大神零、今一度我らと組まぬか？　その悪どもと珍種を殺し、“エデン”へ戻れ。さすれば今までのことはすべて忘れてやる」と零を誘います。
それに対し、「面白い、組みましょう、あんたらと」と笑う零。
「だが“エデン”に戻るつもりはない。お前らがオレの僕になるならな」
まー、時雨とあおば辺りなら闘ったあとに仲間になりそうだけど…。
冴親が零に、「お前は自分の特別さが何一つわかっていない」と言います。
七つの炎はこの世に存在しないエネルギー。それを従えられるとされる「地獄の皇帝の系譜」を継ぎし者。しかしその一門の中で七つの炎を従えられる者はごく稀・・・・・『エンペラー』以降は皆無だったといってもいい。それをなぜ零だけが可能なのか。それは・・・・
「キサマは決して生まれてくることはないとされてきた異能者と珍種の間に生まれた子。ハイブリッドだからだ」
それってやっぱりエンペラーが零の父親ってこと？　それとも別の？
っていうか、なぜ異能者と珍種の間の子が生まれるはずがない、なんでしょうか？

次回「鶏が先か卵が先か・・・・！？」
つか、桜も異能者と珍種の間の子じゃないのか……？

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「永遠の思い出」　（マガジン３２号）

やっぱり予告詐欺。
私情を捨てて処罰するどころか、思いっきり私情による処罰だろー！（苦笑）

倒れたのは零でした。
しかし、刻は立ったまま気絶しています。零の勝ちです。
そして刻は目覚めた時、手当てをして待っていたみんなにウゼェと言い捨てますが、桜に殴られます。グーで殴るヒロインｗｗｗ
みんな心配していた、だから謝れ、と。謝らなければ戻って来ることは許さない、と。
なぜ戻らなければならないのかと言う刻。
そんな彼の目の前に、零が桜に「渋谷荘」の廃材で創った小さな「渋谷荘」を泪が掲げました。
零がどんな気持ちでこれを創ったか考えろ、本当に戻る気がないならこれも壊してから消えろ――。
一度はそれを握りつぶそうとした刻ですが、「渋谷荘」で過ごした様々な思い出が蘇り、できません。
さらに、いつの間にか寧々音がロストしていて――
「はやくマグネスのおうちに帰ろうよ。「渋谷荘」に帰ろうよ」
本当に寧々音は全然別人ですね；；　まぁ、「捜シ者」ほどじゃないけど…。
無垢な寧々音の言葉に、刻は頭を下げます。
「帰りたい・・・・オレも帰りたいです、藤原先輩。でも皆からすべて奪ったのはオレだから・・・・すみません」
やっぱり寧々音にだけは素直な刻。本当にシスコｎ（ｒｙ
すると桜が今度は一人６畳は欲しいと言い、遊騎はベランダ、泪は台所は絶対システムキッチンと要望を出します。刻が創る鉄筋鉄骨造りの「ニュー渋谷荘」の要望を。
「家なんていくらでも創り直せばいい・・・・そこに刻君がいれば」
「おかえり、刻君・・・・！！」
そう言った桜の言葉と、みんなの笑顔。
そして零も、「お前が敵か味方かなんてどうでもいい。・・・・またドン底からはい上がって来いよ。オレも・・・・もう逃げない」と告げました。
次は必ず勝つとニィッと笑った刻に、零もフッと笑みを零しました。
そして最後に、泪と遊騎と『子犬』と桜が、刻に今までのカリをたっぷり返しましたとさ（笑）

次回「対価の代償と鍵を握る者」
平家先輩か、４傑の誰かに繋がりそうな予告ですが…当てにしない方がいいって分かってる。

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「狂熱」　（マガジン３１号）

で、だから平家先輩はどっちの味方なの？

零も刻も互いに譲らず激しいぶつかり合いが続きます。
ベルゼブブは地獄の浄火。色さえ無くした眼にも映らない高温の炎。
だから刻は攻撃を受けていると気づかないうちに、磁力で操っていた鋼鉄を溶かされてしまったのです。
けれど耐える刻。
そして零は完全にベルゼブブを操れていないらしく、技が不完全で本人がロストしないのが不思議なくらいの限界に近い状態です。
互いに異能が効かない、使えない状態で、２人は肉弾戦に入りました。
どちらも負けたくない。相手を打ち負かすことでしか、満たされない衝動――！
痛々しくて見ていられないような２人のバトルを、桜が突然応援し始めます。
どちらか、ではなく、どちらも、です。
２人とも辛い思いをしても頑張って来た。だから２人とも負けないで、と。
その応援に泪と遊騎、それに「子犬」も加わります。
そして、２人の姿を心なしか悲しそうに見つめる平家先輩。どちらも互いに絶対に譲れない闘いだと分かっている。逃げずに立ち向かうお互いを、その覚悟を。誰よりも認め合っているからこそ、負けられないことを――。
そして降された一撃。倒れたのはどっち――！？

次回「泣いて馬謖を斬る・・・・！！」（＝規律を保つためには、私情を捨てて相手を処罰すること）
誰が？　誰を？

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コーセルテル 子竜物語 ２２話

「コーセルテルの火竜術士」　（ゼロサム８月号）

扉絵は火竜家＋レリ。
ついに雨上がり！
とうとう最後の火竜家メイン回です…！（次号に続くけど）

雨の終わりの日のお昼時。
何やら手紙を見つめて小難しい顔をしているイフロフさん（はいつも小難しい顔をしてるけど＾＾；）を昼メシだと呼びに来たメオ。
２人して窓の外を眺め、いよいよかと感慨深そうにメオは呟きますが、イフロフさんの様子がどうもおかしい。イフロフさんが部屋を出た後に火の気配があることに気づき、メオが窓の下に見つけたのは燃やされた１枚の紙――。

そして雨が上がった翌朝。
サータを先頭に喜んで外に出たマシェルの子竜たちの元へアグリナがやって来ました。
マシェルに頼みごとをしたいと言うアグリナ。どんなことかといえば、夕方までにリタたちが戻って来なかったら捜すのを手伝って欲しい、というものでした。
火竜たちは今日がコーセルテルで過ごす最後の日だから、それぞれ好きなように歩き回るそうですが、何といっても方向音痴の火竜。迷子になる可能性大ですからね；
明日からはアグリナが火竜術士ですが、竜術士交替の儀式はその家と一族の竜だけで行うものだそうなのでみんなは見られないそうです。
ちなみにマシェルは代替わりだったわけではないので、家の掃除をしてナータを迎えに行っただけだったって。
儀式が終われば火竜たちは里へ帰り、イフロフさんは奥さんのお墓のある村で鍛冶屋をやるそうです。
アグリナは落ち着いていて元気そうだったけれど、改めて思ったらマシェルの方が寂しくなってきたようです。
そこで、みんなで火竜家にあいさつに行くことになりました。

一方、暗竜家。
ラルカが家の前をうろうろしているメオを見つけます。この２人だけの絡みは珍しいですよね。
暗竜家ももうすぐ代替わりするということで、そうしたらメリアさんはどうするのかとメオが訊ねます。
ラルカはウィルフさんが組合の近くの町に家を借りて一緒に住むと答えました。あの人そんな甲斐性あったのかって、失礼だよメオ（苦笑）
さらにラルカは自分は郵便屋さんになるけど、メオは里に帰って族長になる勉強をするのかと訊ねますが――
「里がないって、ちょっと――うらやましい」
思わず口から出たメオの言葉。メオは自分で族長になることを望んでいるわけではないので、やっぱり決められた道にちょっと不満があるのでしょうかね？　でもイフロフさんに剣をもらった時に決意はした…はず。
ラルカに何でもないと言い残し、メオは走り去りました。

森の中を走っていると、途中でリリックに会いました――が、いきなり殴りつけたメオ。おいおい、今のはちょっとひどいよ？（苦笑）
後からエレさんたち水竜家も来たので、みんなで火竜家に行く途中だったのかな？
その火竜家にはイフロフさんだけが居残り。地竜家が挨拶に来ていました。少し前には風竜家が来て、今は散らばっている火竜たちを捜しに行っているそうです。
と、そこへジェンがまだメオ帰ってないよねとやって来ました。ジェンがメオの名前を呼んでくれるだけで私は幸せですよええ！（訳：ジェンってばいつも通りだよ！　ちょっとくらい寂しそうにしてくれたっていいじゃない！）
リタとマノとスゥは見つかったけどメオだけまだ見つからないと言うジェンは、下の森でリリックやラルカも探しているのと、ユイシィを連れてメオを捜しに。
で、ユイシィとジェンとリリックとラルカがいるなら他の奴らも呼んでやらないとと、ランバルスさんも行きます。多分木竜たちを呼びに、ですね。
ロービィが面白がるなと怒りますが、イフロフさんがいいと言いました。
「今日が楽しい良い日になるならそれにこしたことはない。今日が皆にとって良い日に――」
コーセルテルで過ごす最後の日なら、もちろんその方がいいですが……本当にお別れなのだと悲しくなってきます＞＜

そしてみんなに捜されているメオは、隠れています。
ラルカにメリアさんがコーセルテルを出た後どうするのか聞けば参考になると思ったけれど、返った答えは予想外の一緒に住むというもの。
イフロフさんはこれから一人になる。
けれどあの手紙――燃やされた手紙をメオは火竜術で読み取っていた。そしてその手紙の通りにすれば、イフロフさんを一人ぼっちにしなくてすむそうです。
でも――。
奥歯を噛み、森の奥へと駆け出すメオ。
手紙には一体何が書かれていたのでしょうか？
そして火竜家の代替わりは無事に行われるのでしょうか…！？

石動先生、火竜家の最後のお話、引っ張ってくださってありがとうございます！！
この話が終わったらしばらくメオに会えなくなってしまうのだと思うと寂しいですが、成竜になったメオがコーセルテルに遊びに来てくれるのを期待してます！（←気が早い
…できればジェンを迎えに来て欲しいけどねー。

来月は新刊が出るわけでもないのにセンターカラー！？
ドラマＣＤが出るわけでもなさそうなのですが…と思ったら、コーセルテルのガイドブック？　ファンブック？　が発売決定！！
まさかそういうものを作って頂けるとは…！　伊達に長く連載やってませんね！　いやっほう！！

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