たんさんすいぶ TRACK.13

「ゲット・アップ・マークⅥ」　（イブニング２３号）

出た、当事者おいてけぼりのラブコメ展開（苦笑）

夜に男子寮を訪れた宮城さん。
進太郎を訪ねてきたことに驚く寮生たちをよそに、進太郎はちょうど良かったと様子のおかしいサックスちゃんを見てもらうことに。
宮城さんは近づきがたいけどやはり美人なので人気はあるようです。でも運動神経がいいというのはちょっと意外。トロそうだとは言わないけど、人並みくらいの感じしかしない…＾＾；
吹奏楽部にはもったいないと言われる宮城さんが何の用かと、そんなの決まってるだろと健全な男子高校生の想像（笑）で勝手に部屋の外で盛り上がっている寮生たちは気にも留めず、進太郎と宮城さんはサックスちゃんに掛かりきりです。
梅雨とたくさん練習したのが重なって、湿気のせいでタンポの皮の部分が湿ったままなってしまって具合が悪くなってしまったのだそうです。
宮城さんがあらかた取れる水分は取ってくれましたが、今まともに吹けているのが不思議なくらいだそうです。体育祭は何とかもたせても、その後、一度大掛かりなリペアに出さないとダメかもしれない、と。
サックスちゃんはいつも通りで辛そうな様子は見せていなかったけれど、「無理させてたのか……悪かったな」と優しくサックスちゃんを撫でる進太郎。
そんな進太郎に、人に話し掛けてるみたい、本当に大切にしているのねと言う宮城さん。
最初は兄の世界に片足つっこみたいだけの物好きかと思ったけど、「サックスが……大好きなのね、進太郎君」と宮城さんは微笑みました。
今まで彼女の笑顔を見たことがなかったために、進太郎は宮城さんって笑うんだと失礼なことを思ってます。そりゃ、普通の人は笑うくらいしますよ＾＾；

進太郎の宮城さんに対する印象が少し変わったところで、彼女が小さくくしゃみをします。
雨で濡れたままだったと、タオルを渡そうと立ち上がる進太郎ですが、よく見れば宮城さんの制服が濡れて肌にはりついて、ブラが透けて、スカートやセーラー服の裾がめくれて――進太郎、思わずフリーズ。顔を背けてタオルを渡し、背中を向ける。そんな進太郎の頬が微妙に赤くなっている！！
ほぼ全裸のサックスちゃんを見ても、驚きはしても頬を染めたりはしていなかった進太郎が！！
濡れた髪を拭く宮城さんに、今日はどうして来たのかと訊ねる進太郎。
すると宮城さんは声高らかに「一緒に練習しようと思って……！」と自分のサックスを取り出しました。
進太郎も部屋の外にいた他の男子たちも唖然です（苦笑）
わざわざ大雨の夜に、見つかったら停学になるのに男子寮に、サックスの練習のために。
「一秒も　無駄に出来ない　吹く時間」
きりっとして五・七・五で言う宮城さんに、やっぱ変わってると、他の男子たちは一気に萎えたと言って帰りました。
進太郎は何で急に、とさらに訪ねますが、宮城さんは今日の合奏よ、と答えます。
確かに進太郎の改善点はたくさんあるけど、それは進太郎だけの問題じゃない。
「吹奏楽は一人でやるものじゃないもの。サックスパートはあなたと私……これは私達２人の問題なの。同じサックス同士、頑張りましょう……一緒に」
そう言って笑う宮城さん。てっきり進太郎のことは認めようとしない方向かと思っていたのに、そこは柔軟に対応してくれるんですね。
だけど進太郎のサックスはもう少し乾燥させた方がいいだろうと、今日は結局練習せずに帰りました。
打ち解けると意外と気さくな人だなと、進太郎も宮城さんをすごい良い人だと高評価です。

そして翌日、２人は学校で一緒にパート練習。
サックスちゃんも無事に復活しますが、進太郎に対して「ヘヘンッ　シンタロウガ　ミヤギト　ナカヨク　ナレルヨウ　ヒトシバイ　ウッタマデヨ」と誇らしげに上から目線での物言いです（笑）
実際に演奏してみると、進太郎、自分の音だけでなく宮城さんの音の風景（イメージ）まで見えました。
いつもは真面目で端正で控えめな宮城さんだけど、そのイメージは大胆にステージ上で輝く天性のアイドルのように華やかな音――。
それに興奮したサックスちゃんが突撃して、最後は音が乱れてしまいましたが（笑）、宮城さんはすごく良くなっていると進太郎を褒めます。
けれど進太郎は難しい表情。いえいえ、これは彼がやる気になっている顔です（苦笑）
宮城さんの音がもっと見たい――。
聞きたい、じゃなくて、見たい、なんだね（苦笑）　つまりアイドル姿の宮城さんを見たいってことですか…！

しかし、そんな２人を覗き見する本居先輩。
面白くなってきたと笑う顔は完全に悪役です（苦笑）
彼女の思惑は一体…！？

それにしても、今回でも進太郎と宮城さんの間のラブに私は反応できないんですけど；；
ちょっとでもノマカプの兆候があれば飛びつく私が（苦笑）
ちなみに、今一番有り得ると思っているのは團先輩×本居先輩です。あ、逆か？（笑）