コーセルテル 子竜物語 ２６話

「竜の卵と竜術士①」　（ゼロサム１２月号）

次の暗竜術士候補が登場です！

火竜術士が代替わりしてから五日目、アグリナの元へ明日卵が来ると手紙が来ました！
メオは予定よりもすごい早く終わったらしいのですが、その後倒れちゃったんだって（苦笑）
それで一日休んで、もう一日様子見で、明日来る、と。
ついに成竜になったメオが見られるのですね！！　楽しみー！！
卵の受け渡しは代替わりの儀式と違って誰がいてもいいので、アグリナはマシェルたちに見に来ないかと誘います。もちろん、マシェルも子竜たちも良い返事です＾＾

しかしその夜、事件は起こった！！（ぇ
日誌を書き終え、寝る前に、ちゃんと先代の補佐竜に連れて来てもらう卵はハータ以来だと思い返すマシェル。
カータは幼竜で先々代補佐竜に連れて来られたから。カータの後は光竜のセユウルだけだし、セユウルもお母さんが直接卵のまま連れて来たから正式な手順での受け渡しは久しぶりになるんですね。
マシェルは自分の子竜たちがやって来た時の状況を色々と思い出し、ナータが孵ったその日にサータが幼竜でやって来たから、本当はナータよりサータの方が年上なのかという考えに辿り着きます。言われてみれば……子竜は同じ家のきょうだいの年は追い越さないから、サータの方が本当は年上でも、家に来たのは後だから年下ってことになっちゃうんですね。
マシェルがそんなことを思っていると、窓の外にエカテリーナさんが！！　この人は本当にいつもいきなりですね（苦笑）　しかもマシェルとは少し話しただけで後はよろしくってまた行っちゃったし。……後はよろしく？
マシェルが前にエカテリーナさんが来た時は、カディオさんを家の前に放り出していたことを思い出し、嫌な予感がして玄関の前を見てみれば、案の定。誰かが倒れています。
格好からして男性だと思ったら…おっさんだ！！　まさかのおっさんだ！！
いやでも、髭が立派なだけで顔は意外と若いか…？　でもランバルスさんとどっちが上かって…ランバルスさんの方が下じゃね？　微妙だ。
とりあえず、ものすごい酔っ払っていてフラフラです＾＾；
でもマシェルも、マシェルの慌てた気配で起きたナータも、すぐにこの人が暗竜術士候補だと気づき、メリアさんに連絡し、他の竜術士にも手紙を飛ばしました。

そして翌朝、メリアさんを除いて１番にやって来たのはカディオさんでした。
マシェルの飛ばした手紙は「いっぱいへんなひと来た」というものだったのですが、カディオさんは当事者だったのですぐにピンと来たようですね（苦笑）
カディオさんと一緒にロイも来て、メオが来ることを知って何やら企んでる様子。悪戯ではないと思いますが。
そしてマシェルとカディオさんは暗竜術士候補が眠っている部屋へ。
メリアさんが看ていてくれたようですが、おじさんも目を覚ましていました。
何かもう二言目にはお酒をくださいって、若干アル中っぽいですね。見た目は優しそうなおじさんなんですけど。
エカテリーナさんに連れて来られたことも、空を飛ぶ夢だったと思っているようで……どうせエカテリーナさんのことだから、ほとんど説明もしないまま連れて来たんだろうから、夢だと思っても仕方ないでしょうけどね＾＾；
だけどこのおじさんは宇宙に興味があるようで、カディオさんが暗竜術士になれば空の向こうまで行って星を見ることができると言うとものすごい食いつきました。マシェルがナータの力を借りて宇宙を映して見せれば、暗竜術士になるとあっさり承諾。
しかし、メリアさんに竜の子を育てて欲しいと言われ、やっぱりやめます、と。彼には奥さんと子供がいたようですが、夢ばかり見ていたせいで不幸せにしてしまった。だからまた同じことをしてしまう、と。
でも帰る所がないんだろうと訊ねるカディオさん。それに対しておじさんは力なく笑い、私は酒で見る夢だけでいい、と。
先ほどからずっと彼の言動に少し不機嫌だったカディオさんは、その言葉にキレて思わず手が――！

おじさんは暗竜術士になってくれるのでしょうか。
そして火竜の卵ちゃんは無事に到着するのでしょうか！？
次回は成竜のメオが見られるのでしょうか……！？
次号は巻頭カラーだそうです！！

close

コーセルテル 子竜物語 ２５話

「地図と道しるべ」　（ゼロサム１１月号）

今月は本当にショートだな！
扉絵入れて６Ｐしかないよ！

前回の続きで、アグリナがマシェルの子竜たちと一緒に早速地図作りに取り掛かっています…が。
花や木など、季節によって変わってしまうものを目印にしようとするアグリナ。だから方向音痴なんですよね。
だからアグリナがコーセルテルにも道しるべがあればいいのにと言います。
そして道しるべで、アグリナはお母さんと旅をしていた頃のことを思い出します。
道しるべがあっても地図の見方を間違えていたアグリナはフィナさんに、道しるべがあろうが迷う人は迷う、あんたはホント父さん似ねと言われたことを思い出します――が、それじゃダメじゃんｗｗｗ　元も子もないと子竜たちに呆れられてます（苦笑）
でもコーセルテルはそんなに広くはないから道しるべがあれば何とかなるはずと言ったアグリナに、ハータが道しるべを作ればいいんだと提案します。そうすればハータも１人で出掛けられる、と。
そしてみんなで道しるべを作ろうと盛り上がります。
こんなにいい子たちがそばにいるのだから、アグリナはもうきっと“道に迷わない”ですよね。

次回はアグリナの１番竜来るかなー。まだかなー。
早く成竜メオが見たいよ！

close

コーセルテル 子竜物語 ２４話

「待つ間の一時」　（ゼロサム１０月号）

前回のアグリナの衣装は、竜術士としての新衣装だったようです。
髪型もこれからは三つ編みひとつに変更かな。確かに少し大人っぽくは見えますが。
ミニスカの竜術士……大丈夫か！？
いやだって、竜術って結構ぶわっと風が起こったりするじゃないですか。あー、コーセルテルでそんな心配はいらないですね、はい。っていうか今までアグリナはずっとミニスカだったもんね。

しかし先月の感想を改めて読んでみたら、長すぎだろ自分ｗｗｗ

火竜たちを見送った朝からまだ数時間しか経っていないようですが、アグリナはいつもと同じ元気な姿でマシェルの家を訪ねます。
ハータに１番竜はいつ来るのかと訊かれ、早ければ３日と答えるアグリナ。
メオはこれから卵がえりして成竜になるけど、それに３日かかる、と。
でもアータは自分たちは幼竜から幼少竜になるのに半年かかっているので、３日は早いと驚いています。
アータたちは７人同時でマシェル１人の力に頼ってだったけど、メオは里にある火山に籠って火の力をめいっぱいもらうそうです。卵がえりの仕方が成竜だと少し違うんですね。だけど３日はかなり早いらしいとアグリナ。きっとメオは根性で何とかしちゃいますよ（笑）
っていうか成竜！　成竜メオ！！
本当に３日で卵がえりを終えてアグリナの１番竜を預けに来るなら、結構すぐに出てくるってことですよね！！
成竜メオ……どうしよう、想像しただけでよだれときめきが止まらない！！ｖｖ≧▽≦ｖｖ
絶対カッコイイに決まってるじゃん！！　だってメオだよ！？　他のどの少年竜たちよりも成竜姿が容易に思い浮かびすぎる！！　石動先生、少しくらいは期待を裏切ってもいいですよ！！　もちろん良い方に！！　個人的に襟足の髪が少し伸びてると最高です！！（キリッ
で、話を戻して。
アグリナはマシェルに頼みたいことがあって来たのですが、そのマシェルは地下の卵の具合が良くないと、ナータと共に地下に――。

地下ではマシェルとナータが必死に卵に呼びかけていますが、眠りが深すぎてまったく反応がないようです。
もし新しい竜術士が見つからなくても、自分が育てると必死なマシェル。しかし子竜を７人も抱えている彼に、司る力の大きい暗竜をもう１人というのはかなり厳しいのでナータは心配します。だけど卵を見捨てるわけにもいかないので強くは言えません。
そこへアグリナがやって来ました。彼女は方向音痴な火竜のために、コーセルテルの地図を作りたいのだそうです。
１番竜が来たら一緒に散歩だってしなくちゃなのに、火竜術士である自分が迷って危険な所に連れて行ったら大変だから、と。
それでその地図を作るのを手伝ってもらおうと思っていたようですが、マシェルが手を離せなそうなので代わりにアータたちに手伝ってもらうと、その確認に来たのでした。
マシェルは卵をナータに任せ、一度アグリナと共に上に戻ります。
するとフェルリさんがアグリナを素敵な火竜術士ねと言いながら現れました。そしてまだ卵の竜にも早く良い竜術士が見つかればいいのに――と。
そんな彼女にナータが竜都の頃は孵らない卵はどうしていたのかと訊ねました。
竜都の頃は竜の数だけ竜術士がいた。だから孵してあげられない卵はなかった――。
そう言ってから、ひとつだけあったと昔のことを思い出します。卵のままだった地竜のリュシーナ。フェルリさんが幽霊としてこの地下に残った理由であったあの卵です。
「あれは・・・悲しかった。こいつは、ああはしない！」
そう言ったナータに、フェルリさんは自分の竜王だったアゼットのことを思い出します。
「竜も竜術士も全部ぼくの家族なだ！！　みんなぼくが守るんだ！！」
ナータとアゼットは同じ暗竜でも全然似ていません。けれどその強い意志は確かに――。
フェリルさんはこの子はちゃんと守ってあげましょうと微笑みました。
そこへちょうどマシェルが戻ってきて、メリアさんにも来てもらって、他の竜術士にも相談して、何とか眠りを覚ますだけでもやってみると前向きです。
「暗竜術士の候補はもう見つかってるんです。その人が来てくれるかはまだわからないけど、この子の竜術士は必ず現れるはずです！　それまではぼくらでこの子を守りましょう！！」
新しい暗竜術士か……一体どんな人が来るのか。そして男か女か。女の子ならマシェルに惚れて、男の子ならアグリナに惚れるかもしれませんね。そうして引っ掻き回してマシェルとアグリナにラブコメ展開をもたらしてくれる新キャラ来ぉぉぉぉぉい！！
……また話が逸れました。

マシェルはメリアさんを呼ぶため、ナータと共に外へ。
そして１人になり、改めて卵を見つめ、今度こそ守りたいと強く思うフェルリさん。
ふと、まだ生きていた頃に娘（名前何だっけ…；）に言われたことを思い出します。
アゼットは本当はすごくやきもち焼きだけど、竜王になったんだからって我慢している。小さい頃はフェルリさんの娘にまでやきもちを焼いていた。
「ほらあの子、少年竜に変わる卵がえりを一年もかけてやったでしょ？　あれはね、本当はただのふて寝なの。こないだ本人が言ったんだけど、暗竜っておかしなことするわね」
そう言っていた娘の言葉を思い出し、「もしかして…寝たフリ、しているの？」と卵に訊ねるフェルリさん。
卵ちゃん、たらりと冷や汗を（笑）
この子にも何か思うところがあるのだろうと、フェルリさんは叱ったりはしませんでしたが、代わりにあまり心配をかけてはいけないわと卵を撫でました。
そこへナータが戻ってきました。マシェルとメリアさんは上で卵を目覚めさせる手立てを話しているそうですが――卵の目覚めている気配に気づいて駆け寄るナータ。実はずっと起きていたらしいとフェルリさんに言われ、なぜと問い掛けるナータですが――
「あなただってマシェルちゃんに会うまで、誰にも応えず卵にこもっていたのでしょう？」
そう言われ、卵の中にいた頃にマシェルに話しかけられたことを思い出すナータ。
この子も自分と同じだったことに気づき、「心配は――疲れる」と溜息をつくナータ。
そしてお前の竜術士は必ず来るからと言って、マシェルに報告に戻りました。
フェルリさんは安心していいのよと、再び卵を撫でました。

でも最後に、「とりあえず…マシェルの子竜にならなくてよかった」と息をつくナータ。
え、結局マシェルの心配なの？（苦笑）

そして近々新しい竜術士が…！
見習いからだろうから暗竜家の代替わりはもう少し先でしょうけど。
でも新しい竜術士の前に、アグリナの１番竜かなー？
次回はショートか。
まさかショートで１番竜お出迎えはしない…よね…？
でも成竜メオを見るのが楽しみです！！　早く見たい！！ｖｖ

close

コーセルテル 子竜物語 ２３話

「コーセルテルの火竜術士　後編」　（ゼロサム９月号）

↑先月、前編って入れるの忘れてました；

ついに火竜家代替わり！
扉はセンターカラーでアグリナ以外の火竜家です。
メオがいなくなってしまうのは本当に寂しいですが、心があったかくなるお別れでほっとしました。
それにしても正装メオはやっぱカッコいいなぁ！！ｖｖ　いつものメオもカッコいいですが！！

メオを捜すリリックとラルカにジェンとユイシィも合流。
ラルカの所にメオが訪ねて来たことを話すと、面白半分で捜すのに反対だったユイシィも納得します。
ただ、ジェンは何か思うところがあるようですが…！？
どうしたのジェン！？　何か知ってるの！？（カッ
…もうホントすみません。そういう描写本当にないから、ちょっとでもメオジェンに繋がるような要素にはものすごい反応します。えへｖ（←
しかしメオはラルカの暗竜術で見つからないので、陽の光の強いところか、森の精霊の多くいるところか……そう困っていたら、マリエルが突然草陰から登場。ランバルスさんに聞いて“メオさん捜し大会”に参加しに来たそうです（笑）　ランバルスさん…（苦笑）　そしてやはり、ランバルスさんはロイとノイも誘いに行ったようです。

一方、マシェルの家では、子竜たちが外でアグリナを待っていました。
アグリナはメオはまだだけど他の子達は風竜たちが見つけたと報告。みんな危ない所へ迷い込む寸前だったって…＾＾；　本当に火竜の方向音痴は恐ろしいですね；；
で、他の竜術士一家もあいさつに来てくれてて、みんな火竜家に集まっているのでマシェルたちも誘いに来たそうです。
メオは捜さなくてもいいのかとマシェルが訊ねると、アグリナはメオは迷子じゃないからいいと答えます。
補佐竜たちがメオを心配して捜してくれているから、きっと照れくさくて帰るに帰れないんだろう、と。
最後の日だからってメオまでめいっちゃうとは思わなかったと言うアグリナに、マシェルがアグリナは元気そうだねと言うと――「だって！　見送る側は元気じゃなきゃっ」
アグリナらしい答えです。そうですね、見送る側が泣いてたら見送られる側はもっと辛いですもんね。。。
するとマシェルは僕らも火竜家にあいさつに行こうと思ってたんだと言い、子竜たちに先にアグリナと行くように言います。ナータも先に行かせます。
そしてみんなが行った後、マシェルは家の中に戻り――そこにいたメオにみんなが捜してると伝えました。
まさかここにいるとは！　竜術士の家の中は術では捜せないので見つからなくて当然ですね。
マシェルがみんなメオのことが心配なんだよと言うと、メオはイフロフさんが燃やしたあの手紙に書かれていたことを話します。
そこには、イフロフさんに子竜を一人連れて行っていいと書いてあったそうです。
でもイフロフさんは選べなかった。選ばれなかった子竜が別れるよりもっと寂しい気持ちになってしまうから。だからイフロフさんは、手紙のことは黙って一人でコーセルテルを出て行こうとしている――。
どうしたらいいか分からず、イラついて表情の険しくなるメオとは逆に、マシェルは優しい笑顔です。
それを相談する相手はマシェルじゃないし、イフロフさんでもアグリナでも、他の竜術士でもない。
「イフロフさんのことをメオと同じ気持ちで考えてどうすればいいか話し合える相手は誰？　僕でも、他の誰でもなく」
マシェルにそう言われ、メオが思い浮かべたのは同じイフロフさんの子竜であるリタ、マノ、スウ。
「メオが決めてもいいんだよ。里でも竜術士でもなく、自分でいいと思うことなら、自分で決めていいんだよ」
マシェルって見た目の年齢は補佐竜たちと大差がないですけど、こういう時はやっぱマシェルの方が年上なんだなーと思いますね。しかし１９歳の言う言葉でもないけども（苦笑）

そして２人が火竜家へ行こうと家を出ると、補佐竜たちがやって来ました。
すっかり元気になったメオは、心配して泣くリリックを殴りました。いつも通りですね（苦笑）
やることがあるとさっさと行ってしまうメオを見てノイとロイが「そっけないわねーっ」「今日が最後だってのに――…」と言うと、ジェンが「最後じゃないよっ」と。
「だってメオは先代補佐竜になるんだよ。これからだってしょっちゅう――」
そうだ！　先代補佐竜ってことは、里からコーセルテルに用がある時は来るんだ！！　族長候補っていったって、すぐに族長になるわけじゃないですもんね！！　アグリナが火竜術士になるなら卵を預けに来るのもメオだし、それ以外の所用も全部メオが担当になるわけですね！！
そしてそれをジェンが言ってくれたことに感謝。全部を言い終える前にメオの「おい」という声に遮られてしまいましたけれども！！
「えっと…あのー…あー…。さ…捜してくれて、ありがとう…な」
振り向きはしませんでしたが、メオが真っ赤になってお礼を言いましたよ！！　こっち向けーーーー！！（笑）

その夜。
各竜術士一家が火竜家に集まって最後の日を楽しむ中、メオはこっそりとリタたちを部屋に呼びました。
そして翌日――。

火竜家の代替わりの儀式が行われます。
アグリナは髪をひとつにまとめていて（やっぱり三つ編みだけど）上着も違うけど、衣装自体はまだ正装ではないようです。いつもの服で上着が違うだけっぽい。
メオからアグリナに新しい術杖が授けられるのですが、「うけたまわります」が言えないアグリナ（苦笑）
そして儀式が終わり、マノがイフロフさんと一緒に鍛冶屋をやりたいと言いました。
イフロフさんを一人にしたくないという気持ちはみんな一緒だったから、みんなで話し合って決めた。
本当はメオが行きたかったのでしょうけど、イフロフさんから剣を授けられて決意した以上、彼はもう族長になることを選んだのですね。
そしてリタとスウは鍛冶仕事はいまいちだから、マノが行くことになったそうです。
個人的にはマノとスウが離れちゃうのはちょっと寂しいですが…（こっそりこの２人をプッシュしてました）。
永遠のお別れではないですもんね。いつだって会いに行けるよ！
アグリナも実はイフロフさんのことが気掛かりだったから安心したと言います。
そしてイフロフさんは――
「アグリナ、メオ、レリ、リタ、マノ、スウ。わしはなんと果報者か…これほどよい子ばかりに恵まれて…」
「火竜術士であれたこと、おまえたちの親であれたことは、最高の誉れだ」
みんなを抱き締め、涙を零すイフロフさん。うう、あったかい家族っていいですねー（Ｔ△Ｔ）ﾀﾞﾊﾟｰ　感動の嵐です。
そしてアグリナも、イフロフさんにがんばるねと改めて決意を示します。
「オ…父さんみたいに誉れと言える竜術士になる！！」
そうして、みんなは去って行きました。
アグリナは最後まで笑顔だったけれど――みんなの姿が見えなくなってからは、やっぱり泣いちゃいました。けれど術杖を高く掲げ、決意は確かです。

ついに火竜家の代替わりを終えました。
見習いだったアグリナが竜術士になりました。
もうこれでヒロインなのに久しぶりの登場とか言われな……くなるといいんですけど。
しかし竜術士になって子竜を預かったらますます大変です。それこそマシェルと恋愛どころじゃなくなるぞｗｗ
大丈夫かヒロイン…。

とりあえず個人的にはジェンが今後のメオの登場についてのフォローをしてくれたので万事ＯＫです。
初期の頃はメオの登場自体がレアだったことを思えば出番が減るくらい我慢しますよ！！

close

コーセルテル 子竜物語 ２２話

「コーセルテルの火竜術士」　（ゼロサム８月号）

扉絵は火竜家＋レリ。
ついに雨上がり！
とうとう最後の火竜家メイン回です…！（次号に続くけど）

雨の終わりの日のお昼時。
何やら手紙を見つめて小難しい顔をしているイフロフさん（はいつも小難しい顔をしてるけど＾＾；）を昼メシだと呼びに来たメオ。
２人して窓の外を眺め、いよいよかと感慨深そうにメオは呟きますが、イフロフさんの様子がどうもおかしい。イフロフさんが部屋を出た後に火の気配があることに気づき、メオが窓の下に見つけたのは燃やされた１枚の紙――。

そして雨が上がった翌朝。
サータを先頭に喜んで外に出たマシェルの子竜たちの元へアグリナがやって来ました。
マシェルに頼みごとをしたいと言うアグリナ。どんなことかといえば、夕方までにリタたちが戻って来なかったら捜すのを手伝って欲しい、というものでした。
火竜たちは今日がコーセルテルで過ごす最後の日だから、それぞれ好きなように歩き回るそうですが、何といっても方向音痴の火竜。迷子になる可能性大ですからね；
明日からはアグリナが火竜術士ですが、竜術士交替の儀式はその家と一族の竜だけで行うものだそうなのでみんなは見られないそうです。
ちなみにマシェルは代替わりだったわけではないので、家の掃除をしてナータを迎えに行っただけだったって。
儀式が終われば火竜たちは里へ帰り、イフロフさんは奥さんのお墓のある村で鍛冶屋をやるそうです。
アグリナは落ち着いていて元気そうだったけれど、改めて思ったらマシェルの方が寂しくなってきたようです。
そこで、みんなで火竜家にあいさつに行くことになりました。

一方、暗竜家。
ラルカが家の前をうろうろしているメオを見つけます。この２人だけの絡みは珍しいですよね。
暗竜家ももうすぐ代替わりするということで、そうしたらメリアさんはどうするのかとメオが訊ねます。
ラルカはウィルフさんが組合の近くの町に家を借りて一緒に住むと答えました。あの人そんな甲斐性あったのかって、失礼だよメオ（苦笑）
さらにラルカは自分は郵便屋さんになるけど、メオは里に帰って族長になる勉強をするのかと訊ねますが――
「里がないって、ちょっと――うらやましい」
思わず口から出たメオの言葉。メオは自分で族長になることを望んでいるわけではないので、やっぱり決められた道にちょっと不満があるのでしょうかね？　でもイフロフさんに剣をもらった時に決意はした…はず。
ラルカに何でもないと言い残し、メオは走り去りました。

森の中を走っていると、途中でリリックに会いました――が、いきなり殴りつけたメオ。おいおい、今のはちょっとひどいよ？（苦笑）
後からエレさんたち水竜家も来たので、みんなで火竜家に行く途中だったのかな？
その火竜家にはイフロフさんだけが居残り。地竜家が挨拶に来ていました。少し前には風竜家が来て、今は散らばっている火竜たちを捜しに行っているそうです。
と、そこへジェンがまだメオ帰ってないよねとやって来ました。ジェンがメオの名前を呼んでくれるだけで私は幸せですよええ！（訳：ジェンってばいつも通りだよ！　ちょっとくらい寂しそうにしてくれたっていいじゃない！）
リタとマノとスゥは見つかったけどメオだけまだ見つからないと言うジェンは、下の森でリリックやラルカも探しているのと、ユイシィを連れてメオを捜しに。
で、ユイシィとジェンとリリックとラルカがいるなら他の奴らも呼んでやらないとと、ランバルスさんも行きます。多分木竜たちを呼びに、ですね。
ロービィが面白がるなと怒りますが、イフロフさんがいいと言いました。
「今日が楽しい良い日になるならそれにこしたことはない。今日が皆にとって良い日に――」
コーセルテルで過ごす最後の日なら、もちろんその方がいいですが……本当にお別れなのだと悲しくなってきます＞＜

そしてみんなに捜されているメオは、隠れています。
ラルカにメリアさんがコーセルテルを出た後どうするのか聞けば参考になると思ったけれど、返った答えは予想外の一緒に住むというもの。
イフロフさんはこれから一人になる。
けれどあの手紙――燃やされた手紙をメオは火竜術で読み取っていた。そしてその手紙の通りにすれば、イフロフさんを一人ぼっちにしなくてすむそうです。
でも――。
奥歯を噛み、森の奥へと駆け出すメオ。
手紙には一体何が書かれていたのでしょうか？
そして火竜家の代替わりは無事に行われるのでしょうか…！？

石動先生、火竜家の最後のお話、引っ張ってくださってありがとうございます！！
この話が終わったらしばらくメオに会えなくなってしまうのだと思うと寂しいですが、成竜になったメオがコーセルテルに遊びに来てくれるのを期待してます！（←気が早い
…できればジェンを迎えに来て欲しいけどねー。

来月は新刊が出るわけでもないのにセンターカラー！？
ドラマＣＤが出るわけでもなさそうなのですが…と思ったら、コーセルテルのガイドブック？　ファンブック？　が発売決定！！
まさかそういうものを作って頂けるとは…！　伊達に長く連載やってませんね！　いやっほう！！

close