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「悲しき識別子」　（マガジン５３号）

遊騎の胸元の謎（笑）が明らかに！

一夜明けて、「渋谷荘」は朝を迎えます。
泪は桜がロストした時のために服を作っていたんですね（苦笑）　もう完全に乙女だよ！
そんな泪に服をもらって意気揚々と桜が零を起こしに行くと、そこにはみしるのおっぱいに顔を挟まれて（正確には乗っかっているだけだけど）眠る零の姿が！！　え、しかも生チチだろ…！？　もちろん、みしるが勝手にしたことですが……桜は相変わらず胸のモヤモヤは高血圧だと思ってるんですね；

とりあえず、早速「渋谷荘」の地下へ向かいます。
「い」から始まり、「ろ」「は」「に」「ほ」「へ」「と」……と続いていく扉を進み、「う」の扉までは開いていて順調に進みますが、「ゐ」の扉は閉まっています。
それを刻の異能で開けようとすると、扉を開けないでと小さな子供が纏わり付いてきました。
しかも１人２人ではなく、かなり大人数です。
子供たちは全員、“エデン”に役立たずと見限られた異能者「ペケ印」。“エデン”によって人工的に誕生させられた子供たちですね。そして彼らはみな、体のどこかに識別子（バーコード）が刻まれている。だから時雨の眉はバーコードだったのか…。ちゃんと意味があったんですね。

しかし悠長に話している暇はなく、突然「ゐ」の扉が爆発！
中からはやはり「ペケ印」をつけられた、しかし子供ではなく巨漢が現れました！
口からビーム発射……善悪の区別なく襲ってしまう「ペケ印」だそうです。
零たちは子供たちを守ろうと後ろへ下がるよう言いますが、子供たちは零たちにがしっとくっつき、しかも「今だ、やれ！！」と。
子供たちの異能は「吸着」。だから悪を裁くことはできず、生きる価値がない。でも、零たちを殺すことができれば「ペケ印」を消してもらえる。だから自分たちを犠牲にして、男たちだけでも助かれと言うのです。何て子供たちなんだ…！　っていうか“エデン”酷すぎる！＞＜
しかし零は子供たちを殴って引っぺがしました。しかも子供相手に容赦なく、このままでは死んでしまう。
そんな零と子供たちの間に入ったのは遊騎。零の拳を胸に受け、今までどんな激闘になっても決して破けることのなかった遊騎の服の胸元部分が破け――「・・・・オレも同じやし」　遊騎の胸には、バーコードが刻まれていました。
「かんにんや、大神。こいつら許したって。・・・・オレにはわかる。・・・・本当は「ペケ印」かて、死にたくなんかないんやで」
遊騎の言葉に泣き出す子供たち。しかし零は青い炎を出します。「ペケ印」だからって甘えるな、己の価値は己自身で見つけるもの。
「ちゃんと生きてもいないのにはなからあきらめてるてめえらなんざ、今すぐ全員オレがこの手で殺してやる。・・・・でなきゃここで覚悟を決めろ。誰に蔑まれようが泥水すすってでも絶対に生き抜く覚悟を・・・・な」
冷酷な死神の姿に子供たちは震え、けれど生きる覚悟を持とうとぎゅっと小さな手を握り締めました。

良い話（？）で終わるかと思いきや、「困ったものだよねえ」と声が。
振り返れば、首と下半身はあるのに胴体部分のなくなった巨漢の姿。
「ここまで役に立たんとは驚きだよねえ。やっぱ全員まとめて処分するしかないよねえ」
そう言って宙に浮いている、閉成学院の制服を来たちびっこ！
“エデン”の異能者か……っていうか高校生なの！？（笑）

次回「情けは人の為ならず・・！？」
まだアニメ情報は出ないのか……。