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「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。 他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「竜の都の竜術士⑰」(ゼロサム6月号)

さて、平成最後のコーセルテルですね。
だから別に何だってことはないですけど。





故郷が魔族に襲われたと聞かされ、竜都へ来て何年も経つのにまだ竜術士になれていない自分の無力さに愕然とするダグ。
フェルリさんがあなたは竜術士になれると言って落ち着かせようとしますが――竜術士には、と彼女も表情を曇らせます。
彼のこの先の運命を思えば、それが必ずしも良いこととは言いきれませんもんね。
今回襲って来た魔族は村にいた竜と竜術士によって追い払われたが、あの村は魔族に目を付けられた。奴らの目的は月の精霊か竜術士見習いたちか。うわさでは辺境の村に帰った元見習いが行方不明になっているらしい、と。
放置しておくことはできないが、竜術士ではないダグにできることは限られている。
そこでフェルリさんの父・デレルが提案したダグが一刻も早く竜術士になる方法とは――「フェルリと結婚なさい」
そこでマシェルたちの方に場面が変わってしまうのですが、つまり自分の後継者にするってことですかね?

ラシェが言うには、これまで夢でダグの憂いをいくつも晴らしてもらったけど、彼のもっとも大きな憂いはこの先にある、と。今度こそダグとフェルリの2人で一緒に乗り越えてもらわなければならない試練が。
けれどカロアスがそれをはっと笑います。そんな軽い試練ではないだろう、と。
この先にあるのは竜都の滅亡。そして残るのは竜への恨み。
いや、あいつの場合、暗竜か、とも。
そして親子そろって呪いの一部になってくれようというのかと言うカロアスに、ラシェはそれはそれでいいかもねと笑顔。
でもラシェは父さまの願いを叶えてあげたいからおじさまの素敵な呪いには参加出来ないわとやはり笑顔で返します。
せっかくその機会が訪れた上、父さまの故郷を知っている人が今の世にいる。
「あの頃かなわなかった家族みんなの願いがかなうわ」
そう微笑んだラシェの後ろには、顔は見えていませんがラシェと同じ年頃のアゼットらしき姿と、彼女の手の中にはマシェルの家の地下で見つけ、ランバルスさんが放ってくれた、孵ることができなかった地竜の卵と同じ光が。

そしてラシェがマシェルに、すべて終わったら父さまを故郷へ連れて行ってくれるかしらと問うと、マシェルは咄嗟にもちろんと答えます。簡単に答えちゃってるけどそれってめっっっっっっっっっっちゃ大変ですよ^^;
さらにラシェは、そのためにも父さまが呪いの黒精霊のままじゃダメ、だから協力してとカロアスに、決して強い口調ではないけれど、有無を言わせない物言いです。

しかし、ダグの夢の暴走は加速し、それに気づいたマシェルはナータをコーナの方へと投げますが、マシェルの”夢”は黒精霊に呑み込まれてしまった――!!

これは非常にマズイ状況です。
マシェルは別に大丈夫だと思いますが、このままではナータが暴走してしまう――!!

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