忍者ブログ
「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。 他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
〓 Admin 〓
<< 08   2024 / 09   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30     10 >>
[658]  [657]  [656]  [655]  [654]  [653]  [652]  [651]  [650]  [649]  [648
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「竜の都の竜術士⑱」 (ゼロサム7月号)

また遅刻すみません;;
そんなに疲れているつもりはないのに、気が付くと寝落ちしている…--;

今月はページ数が多いです。
いや、他の漫画の普通のページ数なんですけど^^;




マシェルが黒精霊の夢に呑まれ、ナータが暴走――!!
……しかけますが、サータのあばれるなという声が響きます。
暴れたって怒ったって何にもならない。もう小さい子じゃないんだから、出来ることがあるはずだから考えて、と。
でも具体的に何をしたらいいのか、サータがアドバイスできずに困っていると、今度はタータが呼びかけて、と。続いてアータが、夢の外のマシェルはナータを抱っこしたままだから、暗竜術が使えるからナータが呼びかければ応えてくれるよ、と。
そしてマータも出来ることをやろうと励まします。
するとナータはわかっていると微笑みました。頼りになる兄弟たちに思わず笑みが零れたんでしょうね。
そしてナータはマシェルに呼びかけます。
そんなナータを見て、カロアスは竜術士の危機に暗竜が暴走しないとはな、と思わず大きな溜息。
コーナがナータには風竜、地竜、水竜、木竜、火竜、光竜と、同じ竜術士の元で育った互いを支え合う兄弟がいるから暴走なんてしないと微笑みます。
異種竜が兄弟と聞いてカロアスにとってはかなり衝撃だったようです。昔は考えられなかったことなんでしょうね。
でも、それもカロアスのお陰。彼がこの地に邪な者が入らぬよう願ってくれたから。
善良な竜術士数人と無垢な子竜、いくつかの獣人の部族とたくさんの精霊が仲良く暮らしている。
「これまで私が見たどの夢より、夢のような場所です」
そう言ったコーナに、カロアスは子供の頃のことを思い出します。
昔そんな国があったと、祖父に聞かされた話。世が世なら、祖父が王様でカロアス兄妹は王子様とお姫様だった。
けれどそんな国はもうなく、祖父はいつか取り戻したいと願っていたが、カロアスに跡を継いでくれるか、と。その問いに、カロアスはうんととても嬉しそうに頷いた――。
胸の奥にしまっていた幸せな思い出を噛みしめるように目を閉じていたカロアスは、コーナに違うだろう、と言います。
「月の精霊を救ったのも、この地を夢のような場所にしたのも俺ではない。腹立たしいがその功績は――」
そう言ってカロアスは必死にマシェルに呼びかけるナータを見つめます。竜に対する見方が、少し変わったようです。

マシェルから返事がして、ナータはマシェルの方へ行こうとしますが、カロアスがやめておけと言います。
暗竜をあの場から放り出すとは賢明な竜術士だなとマシェルのことを褒め、カロアスがひと払いするとナータとマシェルの間にあった霧のようなものが消え、マシェルの姿が見えました。
しかし、2人の間には見えない壁があります。
カロアスが行くなと言っているだろうと言います。あいつの呪いは暗竜の気配で荒れている。
彼の呪いは暗竜へ向かう。ナータたちの見せた良い夢で多少は解けてきたようだが、故郷が襲われたことだけで呪いの力が強まったのではない、と。
「どうやらダグの悔いの念に奥方が同調しかけているようだ」
すると少し離れた所に、デレルにフェルリさんとの結婚の話を持ちかけられたダグと、その後ろで泣いているフェルリさんの姿が。
ダグは後にフェルリと結婚するべきではなかったと言っていた、それに同調したのなら奥方も同じように考えていたのかもな、とカロアス。
フェルリさんはダグさんのこと大好きなはずなのに、とマシェルが言うと、カロアスはあの頃のあいつらは――と言いかけますが、ラシェの言葉を思い出し、「なるほど――試練…か」と1人で納得します。あの娘の小賢しさは魂となっても健在か、と。
そう言われてマシェルもラシェのことを思い出しますが、カロアスはきっとうまく隠れていると、ラシェのことは心配していない様子。
それよりも重要なのは、彼女がマシェルたちに託した役目。
「この夢の“終わらせ時”を見誤ることなく終わらせろ――という事だろう」
そう言ってカロアスは、ダグの夢の続きをマシェルたちに見せます。

デレルが言うには、ダグはこのままでは竜術士にはなれない。
旅の月の力が危険だといまだに吹聴している者のせいで地竜たちが彼に子供を預けるのをためらっているから。
けれど地竜は伴侶を持つ者に優先して子供を預けたがる傾向がある。
だから結婚すれば卵を託されるだろう、と。
ダグはそんな理由でフェルリ結婚なんて、と言いますが、デレルはこれはフェルリのためでもある、と。
彼女を暗竜に取られないようにするには結婚しておく方がいい。
暗竜は自分の竜術士に恐ろしいまでに執着する。暗竜術士になった者の中には一生を暗竜に束縛され、月にある里に連れて行かれ死ぬまで暗闇の中で過ごさなければならなかった者もいる。
デレルはフェルリをそんな目に遭わせたくない。
不思議なことに伴侶や子供のいる竜術士にはその執着が薄まるため、デレルはダグにフェルリのことを頼んだ。
それはデレルがダグを信頼している証でもありますが、それを知ったフェルリさんは彼が父親に言われて仕方なく結婚したのだと誤解します。
フェルリさんが最初に結婚の話を聞かされたのは姉からだった。デレルはフェルリさんの気持ちを知っていてダグを選んだし、ダグも喜んでいたと聞かされてフェルリさんは嬉しかった。
けれど結婚式の日に見たダグの表情は、喜んでいるとは程遠い厳しい顔つきだった。
ダグも喜んでいると聞いていたのに、彼の辛そうな顔を見ているのが苦しくて悲しかった。
自分が彼の願いの妨げになるなら、いっそ私など――。
悲しむフェルリさんが黒精霊に取り込まれそうになり、マシェルたちは慌てますがカロアスが止めます。お前たちが動くのは今じゃない、黙って見ていろ。
「お前たちの――成果だ」

すると、ダグの方からフェルリさんに話し掛けました。
やっぱり俺と結婚するのは嫌だったのか、父親に言われて仕方なく受けてくれただけだったのか、と。
この夢の中で今のフェルリさんにダグが話し掛けるのは初めてです。
ダグはこんなこと言うつもりはなかった、聞いて本当にそうだったらと思うと、と言い訳のように言い、「でも、”望み言え”と――」
そう、これこそナータがこの夢の中でしてきたことの成果です。
ダグは自分がいくつも誤解していたこと、おそれず迷わず、聞いていれば、伝えれいれば、と多くの後悔を思い出します。
そんなダグの姿に、フェルリさんも私こそ、と同じ後悔をしていたことに気づきます。
そして2人は――
「俺はフェルリが好きだ」
「私はダグの事、大好きです」
ずっと両想いだったのに初めての告白。
お互いに驚きつつ、「俺も!! だっ…大好きだっ」と、自分の方が負けているように感じたのか言い直すダグ(笑)
2人は微笑み合い、抱き締め合います。
「すれ違ったまま一緒になって、正すことなくすべてを無くして滅んで、はるか時を超え霊となって夢の中で初めて思いが通じ合うとは…――いや、今だからできたのか」
感慨深そうな、複雑そうな、カロアスの言葉。
何だかんだ言いつつ、カロアスもこんな時が来るのを願っていたんじゃないでしょうか。
しかし、これでやっと”試練”を超える力を得られたという所……だそうです。
この後、2人は生涯最初で最後の大喧嘩をすることになる、と。
カロアスもそれについては詳しくないそうですが、原因は間違いなくあいつらの3人の子供らだろうと言います。

暗竜で初めて竜王の座についた竜王竜術士フェルリの子竜、アゼット。
それに対抗するために選ばれたという竜王竜術士ダグの子竜、リュシーナ。
そして竜王竜術士を両親に持ちながら、術資質をまるで持たずに生まれた竜術士にはなれない娘、ラシェ。
「あの子らをめぐる争いが、真に竜都を滅ぼしたのだ」

ラシェが竜術士にはなれないってどういうこと!?
最後に争いを治めたのはラシェなんですよね!?
一体彼女たちに何があったのでしょうか――!?

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
最新CM
[08/28 ssa report Death]
[08/25 experian deceased Credit report]
[08/24 experienced insurance attorney]
[08/22 insurance claim support]
[08/16 transunion dispute form]
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
天地葉夜
HP:
性別:
女性
最新TB
バーコード
アクセス解析
Copyright(c) 徒然葉 All Rights Reserved.* Powered by NinjaBlog
* photo by 空色地図 * material by egg*station *Template by tsukika
忍者ブログ [PR]