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「記憶のカケラ」　（マガジン１０号）

さ・く・ら・ちゃ・ん！

零たんは炎を出したまま、あおばに『子犬』に謝れと言いますが、あおばは零を殴ります。
青い炎がいくら強力でも、肌の時間を戻せば恐くはない、と。
「こんな炎・・・・こんな熱さ、こんな痛み、あの時の怒りに比べたら心地良ささえ感じるわ・・・・！！」
そう言って零たんに近づくあおば。
謝る気のないあおばに対し、零たんは七つの炎を呼び出した――！？
「痛い目みねーとわかんねーようなら、オレが力ずくでわからせてやる。バカと悪（クズ）は死ななきゃなおらねえな」

零が『エンペラー』の左腕を拒絶反応を起こさずに適合したのは同じ異能を操る者同士だったからかと分析する雪比奈。
泪と冴親のことがあるから、同じ異能を持つということは血縁者である可能性が高いですよね。っていうか桜と桜子さんが親子であるなら、零とエンペラーが親子であっても不思議ではないわけですね。
そして、零は一度死んでエンペラーと契約した。
つまり、この幼さですでに地獄の七魔を従えていた怪物じみた強さの零たんを殺した誰かがいるということ――！？
ちなみに虹次はロスト中はしゃべれないらしいです。でも遊騎や日和は動物化してもしゃべってましたよね。何で虹次だけ？

そして零たんがあおばに対して攻撃を繰り出そうとしますが、そこへ桜がだめだと割って入ります。
殺したりしちゃだめだと訴える桜に、零たんは――ぼかっと桜の頭を叩きました。急に出てきたらあぶないだろうって。
さらに、「だいたい、いくら悪い奴だって本気で殺したりするわけねーだろ。「おっぱい女」がこれ以上悪いことできねえように炎で閉じ込めただけだ。生きている奴はちっこい虫だって勝手に殺しちゃいけえねえんだぞ」と、青年時の零とはまったく違う意見の零たん。
なぜこの子が今の零になったのかと桜が考えていると、零たんは桜に抱きついた！！
「やっぱりそうだ。お前、桜ちゃんと同じ匂いがする」
桜と零がすでに出会っていたのはいいとして、桜ちゃん！！　何それ可愛いじゃないか！！
零たんに抱きつかれた桜は、幼い頃の記憶が蘇る。
抱きついていた零が倒れ、桜の右手には体から離れた彼の左腕が――！？
まさか子供の時に零を殺したのは桜――！？

次回「後悔先に立たずな真実！！」
だけど零たんが桜ちゃんと呼んでいて、しかも匂いが分かるほどなら、それなりに仲は良かったということですよね…！？
２人の過去の関係は一体――！？