たんさんすいぶ TRACK.3

「ようかんのような音だった」　（イブニング１４号）

今回の扉絵はサックスを自転車のカゴに入れて登校する進太郎。
え……カゴに直入れですか…？（苦笑）

サックスちゃんにせがまれ、寮の部屋でサックスを吹いてみる進太郎。
音を出すだけならできるけど、何しろ鍛えていないので肺活量が少なく、綺麗な音のまま長く出し続けることはできません。そんな進太郎を死んだ魚のような目で見つめるサックスちゃん。恐いｗｗｗ
他の寮生からもうるさいと苦情が来たため、進太郎は吹部へ行くことに。
サックスちゃんは相変わらず関西弁でガラの悪い言葉を連発。
しかも滑舌が悪いので「…ちゃんとした音が出せるようにならなきゃダメなんだろうな」と、進太郎が音楽室前の階段で呟くと、「無理よ」と後ろから声がしました。宮城さんです。
「音楽嫌いな人に良い音なんて出せるわけない。どうせ続かないからやめた方がいいわ」
そう進太郎に言って、彼女はさっさと部室へ。

進太郎も部室へ入りますが、中では京作が先輩たちに練習しましょうと怒鳴っていました。
信愛＆信乃はゲーム（ダンレボ）をしていて、團先輩はサッカーボールでリフティ……いや、ひたすらヘディング、貞子さんは木魚を叩き、芥川先輩はやはり何か読んでいて、本居先輩はなぜか迷彩柄のヘルメットを被って手榴弾（！？）を積み上げています。
京作が怒るのも無理はないですね（苦笑）
でも京作が基礎練や体力作りをした方がいいとキレかかていると、團先輩がじゃあやるかと言って、みんなジャージに着替え始めました。
何をやるのかと思えば、京作を「巡査」にして「どろじゅん」。「どろけい」ではないのですね。
遊んでいるように見えるけど、実は走り込みらしいです（笑）
でも芥川先輩と宮城さんは行ってません。
宮城さんはＣＤを聴いています。滝幸太郎のＣＤです。
進太郎がそのＣＤはそんなに良いのかと問うと、「お兄さんのＣＤすら聞いたことないなんて、サックスも吹奏楽もやる資格ないわ」とやはり手厳しい宮城さん。
進太郎は幸太郎と兄弟だと言った覚えはないのに、なぜ彼女が自分のことを知っているのか、どこかで会ったことがあるのかと質問しますが、「どろじゅん」に行っていたみんなが帰ってきて答えは聞けませんでした。

そして本居先輩が宮城さんに、進太郎にアドバイスしてあげてとお願いします。宮城さんは小さい頃からサックス一筋なのだそうです。そして本居先輩はなぜ片手に銃を持っているんですか；；
乗り気ではないながらも、進太郎のサックスからマウスピースを外す宮城さん。するとサックスちゃんもマウスピースサイズに縮んだ！？　サックス本体ではなく、音の出る部分が本体ってことですか。
メトロノームのリズムに合わせ、タンギングする宮城さん。先輩たちから絶賛されます。
息を出しながら舌で音を切るのがタンギング？　授業以外の音楽とは無縁だったので専門用語はあまりわかりません；　リコーダーも苦手だったしなぁ…＾＾；
音のどこを切りとっても音質・音量などが同じである事が良くて「ようかん」に例えたりする。ようかん、つまり羊羹はどこを切っても同じ味・同じ太さだからだそうです。
本居先輩が解説しながらも１日２日で出来る事じゃないと言いますが、サックスちゃんにまた死んだ魚のような目でできないのかと言われ、カチンときたのか進太郎は宮城さんからマッピを奪うと高速タンギング！！
サックスちゃんは今度は瞳の中に星を煌かせて大喜びです。滑舌もちょっと良くなりました。

しかし、宮城さんは進太郎に「初心者なんてウソつき。あなた経験者でしょう」と。
今のは初心者にはとても無理な芸当のようです。進太郎を睨む宮城さんですが、本居先輩が進太郎に「宮城さんの吹いたマッピで間接キッスしちゃったわね」と言い、一同、石化（笑）　あ、ちなみに宮城さんは吹く前にちゃんとマッピを拭いていました。
吹奏楽では良くある事と言って、何でもないような顔をして部室を出て行く宮城さんですが、進太郎がお礼を言おうと後を追うと、顔を真っ赤にした彼女がいました。めっちゃ意識してますね！！
ヒロインは宮城さんで確定…ですかね？　しかしまだ全然萌える段階ではないですが。現時点ではサックスちゃんの方が萌える。単に構図がエロいせいですが（苦笑）

わいわいと賑やかな吹奏楽部を、電話をしながら見つめる美人教師が一人。生物室っぽいから生物の先生ですかね？
幸太郎の高校時代の部活仲間だったらしい咲さん。幸太郎に頼まれて進太郎の様子を窺っているらしいです。
電話の向こうで幸太郎は「あれだけ音楽好きだった進太郎が音を拒絶するようになったのは、オレのせいだから」と告げました。
一体、過去に何があったのでしょうか…！？