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「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。 他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「お月さまを知っている」 (ゼロサム9月号)

石動先生の初の画集「ななつの星とお月さま~コーセルテルのイラスト集~」は7月30日発売!!
その記念で今回はセンターカラーです☆






旅の月がコーセルテルへやって来ると知ったその夜。
マシェルの子竜たちはひとつの部屋に集まって、いつ頃やって来るのだろうと、わくわくしていたりちょっと心配そうだったりしながら話している中で、ナータには引っ掛かると思っていたことがあった。
マシェルが旅の月に助けられたのは11年前
人間になったという旅の月は16歳だと言っていたけれど、それはつまり生まれて16年ということ。
マシェルは精霊の旅の月と会っているのだから、それではおかしい、と。
アータとタータもその意味に気づきますが、他の子達はまだ分かっていないようです。
読者側としては、それは旅の月が精霊に戻りかけたけれどマシェルと出会った後に呼び戻されて人間として生き返ったと知っていますが、普通はそんなことは思いませんもんね;

疑問に思ったナータはマシェルの部屋へ。もちろん他の子も一緒に。
しかし部屋には誰もいません。
マシェルは地下にいました。クレイベルさんに旅の月について相談……しに行ったのでしょうが、思いっきり突っぱねられています;
過去を知る精霊たちには旅の月の評判がものすごく悪いのはどこに行っても同じなんでしょうね;;
そしてクレイベルは竜たちが旅の月を拒む理由を教えてくれました。
「かつて、旅の月は眠る月の眠りをさますために、竜術士を謀り、魔族をこの地へ引き入れて、竜都を滅ぼしたのです」
フェルリさんはそれは誤解だと言いますが、クレイベルさんは裏切り者に手を貸したのは事実だと言って聞く耳持たずな感じです;;
クレイベルさんは旅の月が眠る月の呼び声に応えて共に眠るために来るのなら考えてみるけど、それ以外はゆるしませんと言って姿を消してしまいました。

竜都が滅びた理由を知ってショックを受けるマシェルですが、フェルリさんは違うと言います。
クレイベルは竜びいきだし、竜は竜術士を悪く思いたがらない。
だから一番悪いのは旅の月だと思う――というか、そう思いたいってことなんでしょうね;
けれどフェルリさんは利用されたのは旅の月の方だと思っている。
「『旅の月はこの星をぬけ出て月へと帰りたがっている』。それは自分と同じ気持ちだからとあの人は……笑っていましたから。最後に会った日に――……」
あの人とは、フェルリさんの夫。この遺跡の地下に竜の卵を置き去りにした竜術士。
でもそれは三千年も昔の話。
フェルリさんは旅の月が人間になってこの星で幸せになりたいと思ってくれたのはとても喜ばしいことだと、本当に嬉しそうに笑ってくれました。
それが本当なら、きっと竜たちも旅の月の見方を変えてくれる、と。
さらにフェルリさんはマシェルが旅の月に出会った時の様子を訊ねます。
マシェルは旅の月に助けてもらったお陰でエカテさんに拾ってもらって、何もかも失くしたのに家族がいっぱいできて、もう会えるかどうか分からないと思っていたおじさんにも会えた。
「あの時、さしのべてくれた手があったから、僕がいます。旅の月…イルベックは恩人です。他人(ひと)を助けることができるやさしい精霊です。だから僕はイルベックを助けます!」
そしてフェルリさんも、マシェルの信じるイルベックを信じると言ってくれました。それを伝えれば里の竜もクレイベルもきっと分かってくれる、と。
マシェルも、カディオさんがこの地の守主であるクレイベルさんが受け入れてくれるなら里の竜たちも許してくれるかもしれないと言っていたと、見えた希望に嬉しそうです。

マシェルたちの会話を階段のところで静かに聞いていた子竜たちは、気づかれないように上に戻ります。
ナータは「マシェルの考えがはっきりしているなら、問う事は何もない。マシェルの願いをかなえるためにできる事を…する」と、やっぱりマシェル第一主義(笑) それでこそナータですけどね(苦笑)
子竜に甘い大地の精霊を説得するとか、昔の事をちゃんと知るために地竜家の書庫へ行くとか、旅の月が住む所としてリンテの家を急いでつくるとか。
自分たちにできそうなことを挙げていったナータに、アータがそんなにいっぺんにできるの?と現実的なツッコミ。
それに対しては「こまかい事は木竜術士が考える」と、ナータもカディオさんのことはかなり信頼してるんですね(苦笑)

そして噂をされてくしゃみをしたカディオさん(笑)は、自宅で作業中です。もちろん、旅の月を迎えるための準備でしょうが…机の上いっぱいに資料や術道具を広げて大変そうです;
ロイとノイも手伝い、代わりにキーニたち下の子に家事を全部任せ、仕事を任せられたのが嬉しくてはりきりすぎてなかなか寝付いてくれなかったそうですが、寝かし付けて来たノイもどこか嬉しそうです。
カディオさんに頼りにされるなんてめったにないから。子供は大人に何かを任されるのって結構嬉しいものですよね。“やらされる”んじゃなくて、“まかされる”。この違いは大きいです。
カディオさんも子供の頃、姉兄に頼られると嬉しかったという発言から、ノイが旅の月に会った時のことを訊ねました。
しかし、実際はカディオさんをお腹の中に抱えていたお母さんが会ったので、カディオさん本人が直接会ったわけではありません。
っていうか、カディオさんが生まれる前日だったんですね; 崖から落ちたのに無事だったのは間違いなくイルベックのお陰ですね;;

だからカディオさんの知っている旅の月の話は人から聞いたものばかり――そんな話をしていると、夜も遅いのに誰かが訪ねて来ました。
エレさんとリリックです。
旅の月のことで考えていたら、エレさんが実家の先祖の話を思い出したから、それを伝えに来たそうです。早い方がいいだろうから、と。
詳しくは王位を継ぐ者にしか知らされないからエレさんもはっきり知っているわけではないけれど、始祖カレナスの子供の一人が人間に封じられた精霊だという伝説がある。それが月の精霊だった気がする、と。だから“カレナス”を調べれば旅の月のことが分かるんじゃないか、と。
……カディオさんにありがとうと笑顔でお礼を言われて少しドキリとしている感じのエレさんは可愛いんですけど……ですけどーーーーー!!><
最近エレさんホント、カディオさんの方にキてますよね。。。
ミリュウさんが鈍感すぎるから……!!
ヴィーカと……ミリュウさんが……何かイイ感じになりそうな雰囲気があるのもキリキリしてるんですけど……。
ここ最近、私の好きなCPが公式で打ちのめされまくっているのでもうこれ以上は勘弁して欲しいんですけど……キリキリ、キリキリ、キリキリ…(←胃痛の音)

もう帰ろうとエレさんの手を掴んで走り出したリリックGJ!
リリックってカディオ推しだと思っていたのに、とロイ。
いざとなったら複雑なのよ、とノイ。
何の話か分かってないカディオさん。
みんなに幸せになって欲しいとは思っているけど、まだ私の覚悟はできてません!><

色々な状況から、旅の月がコーセルテルに辿り着くのは秋頃の予定、というのが現段階での見解ですが、カディオさんは何か嫌な予感がしたようで準備は急ぐことに。
困ったことに、この予感が当たってしまうんですけど、それはまだ彼らの知るところではありません;;

イルベックの連載の時はコーセルテル側のことはあまり出ませんでしたが、やはりこちらもかなり大変なことになっていたんですね;;
先の展開が分かっているとはいえ、イルベックのラストに繋がるまでどんな苦労があったのかまだまだ気になることばかりです!!

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