CODE:BREAKER code:28

「失いたくないモノ」　（マガジン７号）

予想が当たったのってほぼ初めてなんじゃね？
ってくらい、私は予想を外すのが得意です。
学生時代、テスト勉強中に私が「ここは出るんじゃない？」と言ったところは９割出ませんでした。
逆に「ここは出ないでしょ」と言うと１００％出題されました。
はい、どうでもいいですね。

人見に人質に取られた桜のクラスメートたち。
取り返す作戦を立てようと言う桜に、刻はムリだと言います。
総理は渡せないし、多少の犠牲はやむを得ない、と。
桜が人質が寧々音先輩だったとしても同じことが言えるのかと訊くと、刻は少し反応を見せますが――「オレ達は神様じゃねえ。二つのものを同時になんて護れねーんだよ。このバカ「珍種」！！」
刻、口ではそう言ってますが、桜をクラスメートたちの中に放り込んで人見の呪縛から解放できたとしてもそれは１人か２人、人見に隙がない限り、全員が一瞬で殺されてしまう…とそれなりに考えてはいるようです。
そして、ムリだと思っているのは零も同じ――？
けれど桜は、人見に自分を代わりに人質にしてくれと申し出ます。
このままあおば達を見捨てたら、自分のことが許せなくなる。だから総理もあおば達も殺させたりはしない。
しかし、人見の元へ行こうとする桜を零が止めますが――「大事な友達なんだ。失いたくないんだ。もう二度と誰も失いたくないんだ！！」
強い言葉とは裏腹に、桜は震えています。
…二度と、ということは、過去に誰かを失っているってことですね。
自分で拾われっ子と言ったくらいだから両親のことではない…？　ああでも、両親が殺されたところを剛徳たちに助けられたってことも有り得るのか。

けれども、真剣な桜の言葉を、零は「くだらない」と斬り捨てます。
「総理とそこのガキ共を交換？　あり得ませんね。悪（クズ）の言いなりになど僕は絶対になりませんよ、人見」
って、そんな零の台詞を聞いた後の桜の表情はなんですか！？
ここは怒るところでしょう！？　何でときめいてるみたいな感じになってんの！？
それとも、何か考えがあるってことに気づいたんですか？
「「罪なき者が死ぬ」それがあなたの一番キライなことではありませんでしたっけ」
零は人見に対してそう言うと、「オレは悪には屈しない」と人見に向かって炎を――！！
そして人見が友人達を殺そうとしたところ、平家先輩が人見の手を縛りました。
平家先輩はおいしいところしか持って行きませんね（苦笑）
そして平家先輩と零の連携攻撃により生まれた一瞬の隙をついて、友人達の持っていた刃物を刻が奪い、桜が彼らを抱きしめて人見の「電力」の呪縛を解きました。
それでも自分の能力に気づいてない桜（苦笑）　いい加減気づこうよ＾＾；

さて、これで形勢逆転かと思いきや――感電死したはずのエージェントたちですが、人見の「電力」の呪縛は死体になっても逃れられない。彼らを操り、人見は総理を捕らえました。
「私が欲しいのは藤原総理の死。それこそが誰しもの忘れられない記憶になる」
…それって、誰でも知ってる有名人なら、総理じゃなくてもいいってこと？
殺すことで人々の記憶に残させる…人見は何をしたいのでしょうか？
去ろうとする人見を刻が止めようとしますが、藤原総理は来るなと言います。そして――「お姉ちゃんを・・・・・・寧々音を頼んだよ」
その総理の言葉の後、目くらましの閃光が走り、人見と総理の姿は消えていました。
零に当たる刻。
それは零だけの責任ではないと平家先輩。
そして零は――「人見の目的がただ総理を殺すだけならさっきすぐに殺していただろう。そうしなかったのは人見は総理を使って何かを企んでいる・・・・まだ時間はある。それまでに必ず・・・・総理は救い出す」
そうと決まれば早速行動開始！
しかし、桜がいない！？
……どうやら、総理を殺させはしまいと、人見について行ってしまったようです…（苦笑）
平家先輩だけは気づいていたようですが、零と刻は驚いてます（笑）
さすが桜、やってくれます。

次回「忘れえぬカウントダウン」
結局、デカ杉くんは忘れられてたのか？