「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。
他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「癒えぬ心の傷(トラウマ)」 (マガジン26号)
悲恋なのは会長と桜子さんじゃなくて、零と桜だよなぁ…という今回。
零桜が素敵すぎると同時に悲しすぎて……萌える!(←
悲恋なのは会長と桜子さんじゃなくて、零と桜だよなぁ…という今回。
零桜が素敵すぎると同時に悲しすぎて……萌える!(←
桜子さんと会長の悲恋に1話くらいかけるのかと思ったら、2ページと1コマで片付けられた(笑) 正確には出会いから結婚までですが。桜子さんの一目惚れとは意外です(苦笑)
桜子さんと会長が出会うまでは珍種は山奥に篭っていて、平家先輩も珍種を見たのは会長が初めてだったそうです。けれど2人をきっかけに珍種と異能者の交流が始まった。
父親については触れていませんが、桜子さんが桜の母親であると平家先輩はあっさりバラしてくれました。
しかし桜子さんに母親ではないかと訊ねた際に否定されたことを思い出した桜は、自分は生まれてきてはいけない子供だったのかと不安そうにし――「ちがうよ!!」と思わず会長が叫びました。桜子さんもお父さんも、桜のことが本当に大好きだと。
けれど倖せは長く続かなかったと平家先輩。
それまで珍種と異能者に交流がなかったのだから知らなくて当然だったわけなんですけど、虚無化のことを知らなかった。珍種と異能者の血が交わることで起こるすべてを消し去る力。
だから『エンペラー』はすべての生物を虚無化から護るために珍種と異能者を引き離した。
けれど会長と一部の珍種はそれを拒否し、家族といることを選んだ。
だが『エンペラー』には自分の大切な人のために大勢の命を危険に曝すその行為が許せなかった。再三の説得でも事態は動かず、業を煮やした『エンペラー』は多くの命を護る為、反抗する珍種を燃え散らすことを決断した――。
それが12月32日と呼ばれる日。そしてそこにたまたま居合わせたのが桜、零、そして「弁当」。
「弁当」は自分と仲間を護るために異能者を殺し、零はそれを止めようとして殺された。
「弁当」は、被害者だった。
家族を選んだ珍種。
大勢の命を護った『エンペラー』。
それを止めようとした「弁当」。
誰が悪いというわけではなく、みんなそれぞれの正義のために動いただけだった――。
「だめだ!!」
突然響き渡る桜の悲鳴。
殺してはダメなのだと声を震わす桜たちの体が光っています。
多くの死体に囲まれた中、動かなくなった零に必死に呼びかける桜。
けれど体は冷たくなっていき、眼は動かず、声は答えず、心臓の音が止まり――
いない、と思った。
もう いない
死んだんだと思った瞬間、やめろと叫んだ幼かった桜の記憶が今の桜に蘇り、2人に別れていた桜は元の桜に戻りました。
「……いないのだ。触れても冷たい・・・・話しかけても答えない・・・・。私の手の中にいるのに・・・・いないのだ。一緒に遊びたい、今日がどんな日だったか聞きたい、ケンカだっていい・・・・なのにいないのだ。死んだら何も出来なくなってしまう。だから人を殺してはだめなのだ・・・・だめなのだよ・・・・!!」
涙を浮かべ、震える桜。
本来なら2人に分けた桜子さんがいなければ元には戻れないはずだが、激しい想いに体が反応して戻ったのだろうと平家先輩の解説です。
桜が人殺しを阻止してきたのは、このトラウマのせいなんですね。つまりは零のせい。
この理由なら私はすっきりと納得できます。元々人殺しを止めたがる桜に理由なんて求めていませんでしたけど。人殺しを止めるのに理由なんていらない。
元に戻った桜は人形サイズの服は当然入らないから素っ裸なんですけど、零が自分の着ていたシャツを脱いで桜にかけてくれました! 思わぬ所で彼シャツで、感動のシーンにしんみりしている心と、零桜フィーバーしてる心が同時に存在して忙しいです(笑)
桜を突き動かす心の傷の深さを理解したと言う零。けれど――
「でもオレは・・・・あなたほど人という生き物を愛することができません。そこまで生きていることに意味が見出せない。・・・・憎いんですよ、人が。信じたくても、愛したくても、心のどこかで憎んでる。自分も、他人も。なぜなら人は悪に堕ちる・・・・どんな聖人君子であっても必ず」
「だからオレは人殺し(悪)をすべて燃え散らす。たとえそれが人殺し(悪)と同じ人を殺すという忌むべき行為であっても。悪を憎み、自分を憎み、死と永遠に向き合い続けることでしかオレは生きられない。・・・・生きられないんです」
そう言って左腕を掴む零。無理矢理繋げた腕の下は今でも傷が残り、決して癒えることはない。
それは、かつて誰よりも生き物を愛していた零の、友達だった「弁当」を止めることも、みんなを護ることもできずに敗れ、彼を悪へと変えてしまった耐え難い心の傷が癒えることも決してないように。
これまでに零の能面ではない笑顔を見てきた桜は、零がこのまま普通の青年になってくれるのではないかと心のどこかで信じ込もうとしていた。
けれど今の零の言葉と腕の傷で、彼の心の傷の深さを知ってしまった。
その癒えることのない傷はどうしたら埋めることができるのだろう――・・。
次回「心の対価と真の悪魔・・!!」
めちゃくちゃシリアスなシーンに水を差して申し訳ないんですが、ラストページだけ見たら完全に事後の朝ですよwww
だって零が上半身裸で桜が全裸の彼シャツで、桜の乗っているテーブルがベッドに見えるんだよwww
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桜子さんと会長が出会うまでは珍種は山奥に篭っていて、平家先輩も珍種を見たのは会長が初めてだったそうです。けれど2人をきっかけに珍種と異能者の交流が始まった。
父親については触れていませんが、桜子さんが桜の母親であると平家先輩はあっさりバラしてくれました。
しかし桜子さんに母親ではないかと訊ねた際に否定されたことを思い出した桜は、自分は生まれてきてはいけない子供だったのかと不安そうにし――「ちがうよ!!」と思わず会長が叫びました。桜子さんもお父さんも、桜のことが本当に大好きだと。
けれど倖せは長く続かなかったと平家先輩。
それまで珍種と異能者に交流がなかったのだから知らなくて当然だったわけなんですけど、虚無化のことを知らなかった。珍種と異能者の血が交わることで起こるすべてを消し去る力。
だから『エンペラー』はすべての生物を虚無化から護るために珍種と異能者を引き離した。
けれど会長と一部の珍種はそれを拒否し、家族といることを選んだ。
だが『エンペラー』には自分の大切な人のために大勢の命を危険に曝すその行為が許せなかった。再三の説得でも事態は動かず、業を煮やした『エンペラー』は多くの命を護る為、反抗する珍種を燃え散らすことを決断した――。
それが12月32日と呼ばれる日。そしてそこにたまたま居合わせたのが桜、零、そして「弁当」。
「弁当」は自分と仲間を護るために異能者を殺し、零はそれを止めようとして殺された。
「弁当」は、被害者だった。
家族を選んだ珍種。
大勢の命を護った『エンペラー』。
それを止めようとした「弁当」。
誰が悪いというわけではなく、みんなそれぞれの正義のために動いただけだった――。
「だめだ!!」
突然響き渡る桜の悲鳴。
殺してはダメなのだと声を震わす桜たちの体が光っています。
多くの死体に囲まれた中、動かなくなった零に必死に呼びかける桜。
けれど体は冷たくなっていき、眼は動かず、声は答えず、心臓の音が止まり――
いない、と思った。
もう いない
死んだんだと思った瞬間、やめろと叫んだ幼かった桜の記憶が今の桜に蘇り、2人に別れていた桜は元の桜に戻りました。
「……いないのだ。触れても冷たい・・・・話しかけても答えない・・・・。私の手の中にいるのに・・・・いないのだ。一緒に遊びたい、今日がどんな日だったか聞きたい、ケンカだっていい・・・・なのにいないのだ。死んだら何も出来なくなってしまう。だから人を殺してはだめなのだ・・・・だめなのだよ・・・・!!」
涙を浮かべ、震える桜。
本来なら2人に分けた桜子さんがいなければ元には戻れないはずだが、激しい想いに体が反応して戻ったのだろうと平家先輩の解説です。
桜が人殺しを阻止してきたのは、このトラウマのせいなんですね。つまりは零のせい。
この理由なら私はすっきりと納得できます。元々人殺しを止めたがる桜に理由なんて求めていませんでしたけど。人殺しを止めるのに理由なんていらない。
元に戻った桜は人形サイズの服は当然入らないから素っ裸なんですけど、零が自分の着ていたシャツを脱いで桜にかけてくれました! 思わぬ所で彼シャツで、感動のシーンにしんみりしている心と、零桜フィーバーしてる心が同時に存在して忙しいです(笑)
桜を突き動かす心の傷の深さを理解したと言う零。けれど――
「でもオレは・・・・あなたほど人という生き物を愛することができません。そこまで生きていることに意味が見出せない。・・・・憎いんですよ、人が。信じたくても、愛したくても、心のどこかで憎んでる。自分も、他人も。なぜなら人は悪に堕ちる・・・・どんな聖人君子であっても必ず」
「だからオレは人殺し(悪)をすべて燃え散らす。たとえそれが人殺し(悪)と同じ人を殺すという忌むべき行為であっても。悪を憎み、自分を憎み、死と永遠に向き合い続けることでしかオレは生きられない。・・・・生きられないんです」
そう言って左腕を掴む零。無理矢理繋げた腕の下は今でも傷が残り、決して癒えることはない。
それは、かつて誰よりも生き物を愛していた零の、友達だった「弁当」を止めることも、みんなを護ることもできずに敗れ、彼を悪へと変えてしまった耐え難い心の傷が癒えることも決してないように。
これまでに零の能面ではない笑顔を見てきた桜は、零がこのまま普通の青年になってくれるのではないかと心のどこかで信じ込もうとしていた。
けれど今の零の言葉と腕の傷で、彼の心の傷の深さを知ってしまった。
その癒えることのない傷はどうしたら埋めることができるのだろう――・・。
次回「心の対価と真の悪魔・・!!」
めちゃくちゃシリアスなシーンに水を差して申し訳ないんですが、ラストページだけ見たら完全に事後の朝ですよwww
だって零が上半身裸で桜が全裸の彼シャツで、桜の乗っているテーブルがベッドに見えるんだよwww
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