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「あの時の決意」　（マガジン１９号）

来週の水曜にコミックス２４巻が発売。
３巻連続ＤＶＤ付き限定版、ラストです！

みんなに逃げろと伝えようと必死な遊騎ですが、やはり「音」もすべて虚無化で消されてしまって届きません。神田先生は桜子さんやゼドも虚無化に気づいているはずだから何とかしてくれるんじゃないかと、遊騎に無理をしないよう言いますが、一度に大勢に伝えられるのは自分だけだと言って遊騎はさらに「音」を強くします。
神田先生は遊騎を心配して止めようとしますが、逆に何でエージェントになったのかと訊かれます。
「『コード：ブレイカー』は悪をブッ斃すため、そんで悪から皆を護るためにおるんや。・・・・こんな真っ黒っこいモンに、オレの大切消されてたまるか！！」
…この台詞、もしかしてキャラソンを意識してますかね？　何となく…。
そしてみんなを護ろうとしている遊騎の姿に、人見の姿を重ねる神田先生。
しかし感傷に浸る間もなく、後方の別荘から爆音が。
それは先週号で桜と泪を襲ったアスモデウスの炎――！！

泪は桜を護ってまともにアスモデウスの炎を喰らってしまったようです。
そして大神もアスモデウスの中に身体まで取り込まれかけ、助けようと桜は怪我をしながらも立ち上がりますが、影炎に殴られ、踏み付けられます。
影炎になぜこんなことをするのかと問う桜。総理のようにこの世界が無くなるのを見たいのかと訊くと、影炎の答えは「死」。限りなく、ひたすら「死」という文字の紙を何枚も。
わかったら死ねと、影炎は桜にとどめを刺そうとしますが、「ゐの壱」が助けに入りました。しかし影炎の前に「ゐの壱」は赤子も同然で完全に破壊されてしまいます。
そして影炎は桜の首を掴み、再びアスモデウスを――！！

虹色の光と、虹色の音。

見た目は美しい炎だけれど、その威力は凄まじく――と、そこへ遊騎と神田先生が戻ってきました！
しかし遊騎の「音」で炎を防げたと思ったのも束の間、遊騎の耳から血が噴き出した！？
どうやら鼓膜と三半規管をやられたようで、平衡感覚を失ってしまっています。
耳のいい「音」の異能者とアスモデウスは相性最悪と笑う影炎。光と音の炎・アスモデウスとは一体…！？
ふらつきながらもまだ「音」を出し続ける遊騎。
「オレは皆を護るし！！　耳なんぞのーなったってかまへん！！」
しかしそんな遊騎の足場を、影炎がマモンで切り離します。遊騎の身体は虚無の中へ落ち――その手を、飛び込んだ神田先生が掴みました。遊騎を上へ投げて、神田先生は虚無の中へ――！
神田先生は、人見に助けられたあの時から、『コード：ブレイカー』達をほんの少しでも助けることができたらと思ってエージェントになった。
だから――「どうか悪を滅し・・・・皆を・・・・護ってください――！！」
そう遊騎に敬礼する神田先生。けれどその手は震え、目には涙が浮かんでいます。それでも彼女は笑顔でした。
トーン処理がすごく丁寧にされていてとてもキレイな笑顔――なのですが、私の買ったマガジン、ちょうどこのページのインクの滲みがひどくて台無しだわー（－－；
そして神田先生は虚無の中に消えてしまいました。
しかし悲しんでいる暇も無く、影炎は再び桜を狙います。
泪は血塗れで倒れ、「ゐの壱」は全壊、神田先生は消え、遊騎も瀕死に近い状態。
桜が震えているのは自分の身に迫った危険からではなく、大切な人たちが次々に倒れていくという現状からでしょう。
誰か、止めてと。
虚無化を、影炎を、止めてと。
そう思って桜が叫んだのは――「大神ィ――！！」
その声に応えたにしては早すぎますが、零が影炎の頭を掴みました。
しかし身体は真っ黒で、右半分は悪魔がくっついたままの状態で明らかに異常です。彼は意識を保っているのか…！？

次回「人を見て法を説け・・・・！！」
神田先生の消え方的に、復活の可能性があるんじゃないかと思うのですが…ダメ？