たんさんすいぶ TRACK.28

「1.2.3.step to you」　（イブニング１４号）

カズが自由人すぎる＾＾；

学校は早くも夏休み突入。
もちろん吹部は部活があるので登校します。
……相変わらず吹部らしいことをしていませんが（苦笑）
リペアに出していたマークⅥも戻ってきました。意外と早いな。
早速パート練に入る進太郎とみち。
昨日、進太郎に裸を見られたというのに、みちは普段と変わりなく……いや、普段以上に明るい感じです。
そんな彼女の態度に、進太郎は自分はまったく彼女の眼中にないのかと気落ちしますが、マークⅥがみちは良い子だと言います。
普通は裸なんて見られたら寝込むほどショックなはずなのに無理して笑って健気だ、と。
そして進太郎は裸を見られてメチャメチャ恥ずかしいのに無理してるのかと、マークⅥに訊いたつもりで思わず声に出してしまいました。
それを聞いて真っ赤になるみち。
けれど無理してるわけじゃなく、昨日の事で進太郎とギクシャクしたくなかった。
真っ赤になって震えるみちを見て、進太郎は３歩歩いて忘れたと言います。鳥頭だから３歩歩くと忘れちゃうって。
さらにみちを立たせて背中を押して３歩歩かせます。
ほら忘れたでしょと言う進太郎の気遣いに、みちも微笑みます。
そんな彼女をメチャクチャ可愛いと思う進太郎。心の声とはいえ、はっきり言うのは初めてですよね。

しかし良い雰囲気になったと思ったのも束の間、カズが現れます。
やっぱり脱衣所に靴を隠したのはわざとだったんですね。進太郎にみちの裸を目撃させて、2人がケンカをすることを期待していたようです。ひどい；；
みちは今まで何でもカズに譲って来た。高校も部屋も服も本も。だから進太郎のことも譲って、とカズは言います。
カズは宮城家の本当の娘ではなく、もらわれっ子。しかもそれがみちのせい！？
もらわれっ子はともかく、それがみちのせいとはどういうこと…！？
そして再度カズはみちに進太郎をちょうだいと言いますが、みちはやめてと言います。
そこでカズは勝負を持ちかけます。
もうじき行われるサマー・フェスに丹波第三高校吹奏楽部と明嶺高校吹奏楽部の出演が決まっているのですが、そこで勝負して勝った方が進太郎をもらう、と。
そこへちょうど通りかかった他の吹部のメンバーも面白そうと乗り気です（笑）
そして反対するかと思ったみちも、カズがそこまで言うならと勝負を受ける方向です。
さらにカズは、みちの方にはもともと進太郎がいるからハンデをつけていいかと、マークⅥを貸してと言い出します。
ダメだと言う進太郎と、カズは変な感じがするからひっつきたくないと嫌がるマークⅥのことなど当然お構いなしに、カズが音を出すと――マークⅥがいつもの少女の姿ではなく、昔の美女の姿になった――！！
カズに才能があるからそうなったのか。それともカズの心に闇があるからそうなってしまったのか。
吹き手によって楽器の性格も変わるってことなのかな…。
はてさて、進太郎とマークⅥの運命やいかに！？