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「コーセルテルの竜術士」シリーズの感想と、たまに二次創作小説を書いています。 他の漫画やアニメの話もしますので、色々ネタバレ注意です!
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「月の精霊③」 (ゼロサム11月号)

カディオ


…普通に色を塗った方が良かった気が。

月の精霊シリーズ、まだ今回でも完結しませんでした~。

遺跡の調査中なカディオさんとランバルスさんとノーセ。
ランバルスさんがカディオさんに、何でクレイベルはマシェルの所には行ったのにカディオさんの所には行かなかったんだろう、と言います。
それは、クレイベルがカディオさんに月の術資質があることを知らないからですが――カディオさんはランバルスさんにそれを話していないはず。
なぜ知っているのかカディオさんはとランバルスさんを問い詰めます。
ランバルスさんが知っていたのは、カディオさんが一度だけ“イルベス”の名を名乗ったことがあるから。
カディオさんがコーセルテルに来たばかりの頃ですね。
その名の由来をランバルスさんは知っていた。
ランバルスさんの奥さんが古代精霊学という考古学をやっていて、それを色々聞かされていた、と。
だからランバルスさんはコーセルテルに来たんですよねー。
しかし、話し込んでいるランバルスさんとカディオさんに、地竜術で塞がってしまっている道の向こうを調べていたノーセがうるさいと怒ります。
そしてランバルスさんがノーセの手伝いに借り出されると、カディオさんは「…イル…ク」という声を聞きます。
そして、マシェルとカシの足場が崩れて落下して行くイメージを見て、また「あなたも…………危うい」という声。
カディオさんが遺跡が崩れることに気づき、すぐにランバルスさんとノーセは術を使ってその場の天井を支えます。

一方、マシェルの家では、マシェルの元へ向かおうとするナータと、それを止めようとする子竜たちの睨み合いが。
ナータは一瞬、嫌な気がした。
それはすぐに消えたけれど、それがかえって気になる。
補佐竜だったら連れて行ってくれただろうかと落ち込むナータ。
しかし、すぐに「まちがえたっ」と恐い顔。
話を聞くことも側にいることもいつだってできたのに、どうして補佐竜になるまで待とうと思ったのか。
そもそもマシェルを守りたくて補佐竜になりたいと願ったのに、今何もできずに悩まなければならないのか。
自分の願いは、マシェルと一緒にいること、ただそれだけ。
やはりマシェルと探しに行くと言うナータに、今度はサータが賛同。
アータが「もし幽霊さんの言うとーり何かあって、マシェルと引きはなされることになったら…」と言いますが、ナータは「誰が自分と…自分達とマシェルを引きはなせると?」と。
しかもタータが「幽霊さんは竜術をつかっちゃいけないって言ったのよ」と言うものだから、アータ以外はすっかり乗り気に。
早速マシェルを探しに出発しようとしますが、突然の大雨に襲われます。
水の苦手なサータとハータを家に入れ、マータが湖の辺りだけもっと大雨であることに気づきます。
エレさんとミリュウさんが雨を飛ばしてるから…ですよね?
でも、子竜たちはもしかしてマシェルに何かあったのでは、と泣き出してしまいました。

そして、マシェル。
気を失っていたのに、子竜たちの泣く気配に気づいて飛び起きました(笑) さすがマシェル。
遺跡の地下で、水が張っていたために助かったようです。
カシがその水を凍らせて足場を作ってくれたのですが――力が勝手に暴走したらしく、自分たちの足場を作るだけのつもりだったのに、見える範囲全面氷漬けになってしまっていて、お陰でカシはかなり疲れています。
能力の高いカシが疲れるほどって、よっぽどですよね…;

泉に残って雨を飛ばしていたミリュウさん、ジェン、エレさん、リリックと、ジェンが連れて来たユイシィ。
リリックが泉に水が戻って来ていることに気づきます。
これって遺跡の地下水と何か関係があるんでしょうかね?

で、マシェルたちに戻って。
カシを心配するマシェルですが、逆にカシもマシェルは大丈夫なのかと訊ねます。
落ちる時に頭に岩がぶつかったらしいです;
それで無傷なのだからよほど頑丈――と言いたい所だけれど、岩がぶつかる瞬間、何かがマシェルを守ったような気がした、と。月の精霊の声が、前よりもはっきり聞こえた――と。
と、そこへカディオさんの声。
2人が落ちた場所から覗き込んでいます。
カシが一緒だけれど、弱っているようだから飛び上がってこられない。
どうしたものかとランバルスさんが言うと、ランバルスさんに背負われていたノーセが、遺跡調査のために持って来た術道具を出しました。
ノーセも戻るための道を守るつもりで術を使ったのに、遺跡全体を支えてしまったそうで、めちゃくちゃ疲れています;
カディオさんはランバルスさんに早くノーセを休ませてやれと言って先に行かせます。
そしてマシェルは術道具を落としてもらいますが、カシはリンテッテと共にここに残ると言います。
思いがけず張った氷だが、今はここが1番楽でいられる。それに、リンテッテも元々ここに来るつもりだったんだからこれでいい、と。

で、マシェルは上へ戻って、カディオさんにクレイベルが言っていたことを伝えようとしますが、ランバルスさんにすでに聞いたと知って落ち込みます。
が、それに反応して「イル…ク…?」という声。
カディオさんが慌てて外へ出ろと2人で駆けて行きます。
しかし、外は雨。遺跡の入り口で2人は足止めを食らいます。
カディオさんは、さっきのは眠る月の精霊の寝言――いや、寝言ではないかもしれないと言います。
月の精霊は起きていて、それに気づいた空渡りの精霊たちが慌てて雨を降らせて(仕事を終わりにして)去ろうとしているようだ、と。空渡りの精霊はよく月の精霊に迷惑を掛けられているらしい…。
マシェルは子竜たちが心配して泣いてるかもしれないと、雨の中走って帰ろうとしますが、カディオさんは子竜たちをカシやノーセのようにしたくなかったら、しばらく子竜たちのそばにいない方がいい、と。
“月の術資質”は他の力と違って月の力を操る資質(ちから)ではなく月の精霊が術者を通して他の精霊や竜の力を操る資質
カシとノーセが倒れたのも、月の術資質を持つマシェルやカディオさんを守ろうとしてそばにいた精霊や竜の力を使ったため。
理由は分からないけれど、月の精霊はマシェルとカディオさんのことをひどく気にかけ始めている。
「大人の竜でさえあれほど消耗したんだ。もしまた何かあった時、近くにいるのが小さな子竜だったら――どうなる?」
カディオさんのその一言に、マシェルはどうする!?
そして、子竜たちは――!?

マシェルと子竜たちが引き離されるかもしれないというのは、もし力を使ってしまって子竜たちを消耗させてしまった場合、子竜たちが里に戻されてしまう――ということでしょうか?
最悪の場合、そのまま消耗し続けて命を――と?
うーん、この後どうなるんでしょう…?
しかも、カディオさんの様子からすると、やっぱり泉が涸れたことと今回のことは何か関係がありそうな…?
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