100年以上前、輝望高校は
「輝望塾」という学問所だった。
ただし、塾生はすべて異能者で、学問だけでなく異能で闘える兵士を鍛える養成所でもあった。
そして会長が封印されていた旧校舎の生徒会室の扉を開けば、ずらりと壁に掛けられ並んだ歴代生徒会長の顔写真。どの代の生徒会長も、
すべて零と同じ顔――!! 髪の分け目は多少違いますが、それ以外は瓜二つ!! むしろ全員同一人物にしか見えません。
「この一門、若き日は瓜二つだが、歳経ればその生き様が顔に年輪を刻むもの。「捜シ者」のように」
そう言ったのは虹次。さらに、
「・・・・どの者も強き異能者だった。たとえ七つの炎を扱えずとも」
と、まるで彼らを知っているかのような口ぶりです。やっぱり虹次って相当なおじいちゃん…?^^;
でも桜も疑問に思っていますが、いくら「地獄の皇帝の系譜」の一門だからって、血縁者にしたって似すぎです。親子でも兄弟(双子や三つ子を除く)でも普通はこんなには似ない。まるでクローンですよ。……まさかね?
初代塾長はどうやら『エンペラー』の本体のようですが、写真が古すぎて顔が判別できません。
そう、輝望高校もとい
輝望塾を創ったのは『エンペラー』だった――!!
『エンペラー』と一門は、同志を見つけるために塾を創った。
敵の多い一門を護るため、塾生たちの中から「輝望祭」という儀式を行って
七つの悪魔に対抗できる七人を見つけ、強大なパワーが与えられた。
そして今の「輝望祭」でも儀式は行えるので、みんなでパワーUPしようということのようです。
儀式は夜に行われるということですが……会長が何やらゴソゴソと取り出しました。
「輝望祭」の装束だそうですが、単に明治時代の服です。
しかしみんな似合いすぎ!
女学生桜も学生零(って、普段と代わり映えないww)も男爵刻(ロストから戻りました)も貴婦人泪も書生遊騎も軍人平家先輩(むしろ本職)もチャップリン会長(違う)も違和感がありませんwww
が、虹次の学ラン姿だけは微妙w
その格好で戻ったところ、生徒たちの食いつきがとても良かったので、会長は
お化け屋敷を中止して明治時代カフェにしてしまいました!
飲み物や食べ物はどうしたのかというツッコミは置いといて、そのカフェでの光景が下絵のままです。お忙しかったんでしょうね……でも半ページだけなんだから大丈夫。1話ほぼまるごと下絵で掲載された作品(別雑誌だけど)を知っている身としてはこれくらい全然許せる。
っていうか、コミックス収録時にはもうちょっと描き足されそうな感じがします。
そして夕方になり、「輝望祭」1日目(かな?)を終え、ひと気のなくなった渡り廊下で対峙する
刻と虹次。
何か話すことがあるんじゃないのかと、虹次に問う刻。
会長に儀式に参加すれば同志として絆が深まると言われたけれど、刻には虹次と同志になるなんてできない。虹次は刻の知らない何かを知っているはずなのに、彼は真実を語らない。
それならば力ずくで話してもらおうかと、
刻が虹次に闘いを挑む――!?
次号は休載だそうです。
先生、次の原稿はしっかり頑張ってくださいm(__)m そしてしっかり休んでくださいね!