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「悪のエルピス④～青い炎の灯る時」　（マガジン２６号）

零たちの前に立ち塞がる弁当。ただし総理と結託しているわけではないので、そこがせめてもの救いでしょうか。
しかし零が弁当を攻撃するも、やはり彼には異能が効きません。瀕死状態だなんてとても信じられないほどピンピンしてます。
泪が遊騎に弱点を見つけられないか訊ねますが、遊騎は鼓膜がやられているのでダメ。それより遊騎は、平家先輩と珍種達が裏で組んで人間の生命力を奪っていたのは何だったのか気になっているようです。
弁当を止めようと攻撃を続ける零ですが、零も泪も遊騎も、弁当に触れることすらできません。

その頃、街では虚無化がどんどん広がっていました。
目の前ですべてが消えていく様に、逃げ惑う人々。
遠くから聞こえる人々の悲鳴に、弁当は大きな事故や災害の後に一時的に殺人犯罪率が低下するというデータがあるとかないとかという話を始めます。「死」をたくさん目にしたことにより、ようやく命の大切さに気づく。残念ながら弁当の言う通りかもしれません。日々の生活の中で命があることを実感するのは、やはり死が身近にある時だけでしょうから。
「「死」がもたらすんだ。悪が消え去るこの世でもっとも尊い瞬間（とき）を。」
それでも弁当の言い分は屈折している。ボロボロになりながらも弁当への攻撃を続ける零。
どうしてそこまでするのかと訊ねる弁当に、零は体が勝手に疼くと言います。
今までに殺した相手、助けた相手、護れなかった人――これまでに出会った人々の顔を脳裏に過ぎらせ――
「生きてる奴すべてを・・・・護りたいって、体が疼く・・・・」
最初の頃の零からは考えられない台詞です。ただの悪だった自分が、多くの人々と出会って変わったんだと自覚しているようなしていないような。そして回想の中に桜の姿がないのはわざとですね？　いや、いますけど、それは背景としてであってメインではないので。零桜はこれからガッツリやってくれるってことですね？？
けれど零の口からそんなこと聞いても信じられないと、弁当はトドメと言わんばかりに零を攻撃。零は倒れます。

そんな絶望的状況の中、希望の光が。
虹次、ゼド、そして桜子さんが異能で虚無化を食い止め、逃げる街の人々を助けていました！
ロスト中の雪比奈も桜子さんの後ろにいます。
そして３人だけではありません。あおばや上杉、春人、リリィに王生まで異能で虚無化を食い止めています。遊騎が諦めずに伝言を飛ばしたお陰ですね。
しかし雑魚キャラ（この場合は王生）まで総登場とか、最終回目前としか思えんわー＾＾；
そしてみんなは『コード：ブレイカー』たちが、零が何とかしてくれると信じています。
その思いに応えるように、零も立ち上がりました！！
そんな零を見つめ、相変わらずの無表情ながら、少し驚いた様子を見せる弁当。
「なんでそんなに頑張れるの？　人間も異能者も皆・・・・そんなに君を信じてるっていうの？」
しかし零が答える暇もなく、突然、ドンという大きな音と共に光が落ちてきました。平家先輩です。
「弁当君、ジャスト☆タイムリミットです。我々の真の目的を達成する時が来ました」

次回「小異を捨てて大同につく」
果たして平家先輩と弁当の真の目的とは一体――！？
そして桜を元に戻す零桜イベントマダー？
っていうか刻と総理はどうしたよｗｗｗ