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「戻らぬ、日々」　（サンデー４９号）

零の炎で燃える春人に抱きついた桜。
すると、見事に炎は消えました。
それを見て、声を出して笑う零。
「本気で・・・・命懸けでオレの悪人（ゴミ）殺しを止めようっていうんですかあなたは・・・・面白い」
一方、「よかったな！！　炎が消えて！！　なぜかは知らんがもう少し遅かったら手遅れだったかもしれん
」と呑気な桜。
しかも春人の腹に噛み付いた！？
桜さん何すんのー！？と思ったけど、それは春人の痛覚が麻痺していることを確認するため。
彼はそれほどの火傷を負ってもなお、腕を切り落として生き延びた…。
「生きろ・・・・お前が何者であっても生き抜くべきだ。たとえどんなに苦しくても」
もう殺しはやめろと桜は春人に言います。
けれど零が、そうはいかない、と。
「一度死にかけてもなお人殺しを続ける悪人（ゴミ）中の悪人など、生かしておく意味なんてないんですよ」
桜は零に、お前に人の生死を決める権利なんてないと言いますが、零は「あるんですよ。そのためだけにオレは存在するんですから」と春人を燃やそうとし、桜は春人を庇います。
と、突然２人の間に光るムチが。
平家先輩の登場です。
零の役割は桜の護衛であって、始末屋の殺しは逸脱行為。同じ『コード：ブレイカー』としては見過ごせない、と。
「私はジャッジ・・・・『コード：ブレイカー』達の裁きが正しく行われているか判断する審判官（ジャッジ）でもあります」
どうでもいいですが、平家先輩の持っている本が「女子高生縄化粧１」に変わってます（笑）
でも、評価が低ければ『コード：ブレイカー』の資格を失うって…殺されるってことですか－－；
だって存在を消された者で、しかも特殊能力保持者なんだから放ってはおかれないでしょう；；
ちなみに、平家先輩には刻も逆らえないようです。
おしおきってそんなにすごいのか＾＾；
で、そんなこんなで話している間に、春人に逃げられます。
いや、当然でしょうこれは＾＾；
しかし慌てることもなく、すでにお茶の準備万端な平家先輩（笑）
零は平家先輩に何か用事を頼まれているらしく１人行ってしまいますが、桜と刻はティータイム突入。

そして場面は変わって桜の父。
桜の殺しを依頼した男・高山の元へ。
高山の妻と子供は、剛徳を狙った銃弾が外れて当たってしまったもの。
彼はそれを土下座して謝り、自分の命で償うから桜を狙うのはやめてくれと頼みます。
しかしそれを聞き、気弱そうに見えた高山が一変します。
「お前の命なんかいらねーよ！！　お前らヤクザ共の子供（ガキ）一匹残らず始末屋に殺させて、オレと同じ思いをさせてやる！！」
そう言って、高山は剛徳の頭を何度も踏みつけます。
それでもこれ以上子供たちを狙うのはやめてくれと懇願する剛徳。
しかし――
「これは復讐だ！！　銃を撃った犯人が法で裁かれようと、妻は・・・・子供はもう帰ってこない！！　法の裁きじゃオレの悲しみや怒りは収まらねーんだよ！！　ガキ全員ブチ殺してやる！！」
結局剛徳は、最後まで土下座したままでした。

妻と子供の写真を見ながら、これは正義の復讐なんだ、始末屋をもっと雇おうと呟き、人気のないトンネルに入って行った高山。
そこには――「人をやめた悪人（ゴミ）に生きる価値はない・・・・」
春人との戦いの傷もそのままの零が立っていました。
そして高山は悲鳴を上げる間もなく、燃え散らされました――。
「同情なんかしませんよ。たとえどんな理由があろうと、その手を血に染めたらただの悪人（ゴミ）・・・・人には二度と戻れないんですよ」
思い出すのは、血まみれの小さな自分の手。
零が背負っている罪とは一体…？

次号「血でなく想いで紡ぐ者！！」
しかし、考えるとテーマがめちゃくちゃ重い作品です；；